寝坊いたしました。
午前7時を回っております。
気温はプラス14度ですが、どんよりした曇り空です。
きのう昼前からしとしと雨が降り始め、肌寒くて、ようするに梅雨空なのです。
きょうは低気圧が通過するため雨のお天気で、日中の最高気温は20度に止まるとか…
エゾ梅雨ですか?
スカッとしない一日になりそうです。
さて、
アメリカ大統領トランプさんが目の敵にしておる中国企業「ファーウエイ」について、日曜日のTBS「報道特集」が特集しておりました。
ファーウエイといえば、我が家ではインターネットWIFIの「ルーター」がそうだ。
つまり、このブログも含め、ファーウエイ製のWIFIでネットにつながっておるわけ。
で、この企業、2018年の決算では、売上高は前年比19.5%増、売上高は約12兆円だ。
トヨタが30兆円ですからトヨタの3分の1にまで急成長しておる。
特筆すべきは、この企業「次世代高速通信5Gの技術力では世界のトップを走っている」のだそうな。
ジャーナリストの倉澤治雄氏によると「ファーウェイの基地局は、他のメーカーから2年以上は進んだ技術を持っている」とか。
世界の基地局メーカーでは、スウェーデンのエリクソン、中国ファーウェイ、フィンランドのノキアが3つどもえで競っているけど、頭一つ抜けているのがファーウェイらしい。
これを支えるのがこの会社の研究開発費だ。
これが1兆6392億円で、我がニッポン国の大学運営費交付金の総額を上回っているというから凄いのです。
だからなのか、トランプさんは「ファーウェイの技術が中国政府のスパイ行為に利用される懸念がある」として目の敵にしておる。
中国企業ですから、中国政府の厚い支援を受けた国営企業みたいなもんだから、トランプさんは気に入らないのかと思った。
そしたら、さにあらず。
報道特集によると、「ファーウェイは中国のAI国家戦略などの大型プロジェクトから排除されてきた」企業なのだそうだ。
中国政府にも嫌われておるのだ。
だから、従業員が自社の株を買ってファーウェイを支えたのだという。
事実上の国営企業とは天地の差だ。
だからこの会社の社員のモチベーションも高いのだというのです。
加えて、2011年の東日本大震災の直後には、ファーウェイは技術者や幹部を日本に派遣して、通信インフラの復旧に協力をしたという。
中国の本社の敷地には、京都の町屋を再現したエリアがあるなど、創業者は大の親日家だそうな。
トランプさんの言うことばっか鵜呑みにしておると、ファーウェイという会社の本質を見失いかねないわけだ。
すっかりニッポン国内からも排除されつつあるファーウェイですが、も少し冷静に見ないとヤバいのかもしれませぬ。
ってことで、ファーウェイに関するニュースやトランプ発言には、眉に唾つけて見ていないと、勘違いしかねないのだと申しておきましょう。