Eテレ体操が終わった午前6時40分の気温はプラス11度。
今朝も、いまはどんより曇り空ですが、きょうもこれから晴れるらしい。
本来あるべき6月の北海道って日々が続いております。
たいした気持ちがよろしい。
さて、
参院選を目前に控えたきのうの年金を巡る国会中継、おぢはラジオで聞いておりました。
「95歳まで生きるには約2000万円が必要」とした例の金融庁の試算についての論戦だ。
「れんぽうさん」ではなくて「れんほう副代表」は、「国民が怒っているのは(年金が)『100年安心』がウソだったことだ。自分で2000万円をためろとはどういうことか」と、年金に関する極フツーのニッポン人の印象を質したね。
そしたら、なんといっても安倍総理の答弁ですわ。
おぢの印象では、官僚の書いた答弁をただひたすら読むだけですが、本人も何が書いてあるかをさっぱり理解できてない印象。
だから野党からやじが飛んで「いいですか、ちゃんと説明しますから聞いてください!」とヒステリックに叫ぶけど、本人が分かってないことを読むだけですから、聞いてる野党議員はもちろん与党議員だって、わけがわかんない。
もちろん、ラジオ聞いてるおぢもさっぱりわかりません。
麻生さんもこの報告書は冒頭しか読んでいないけど、「不適切」だと申しました。
冒頭だけを読んで、不適切って読解力、「みぞゆう」元へ「みぞう」の出来事だと思うけど…
安倍総理のイタコ、田崎史郎さんも「麻生さんは読んでいません」というから、ホントは全く読んでいないのでしょう。
麻生さんよぉ、読んでもないのに「不適切」っておかしいでしょう。
2000万円貯めろという金融庁、ようは若いころから「株式投資」なんかで資産を増やせと申しておるらしい。
自分で資産を増やすのは、それはそれで「あくまで自己責任」だから悪くないか知らん。
だけど、「『公助』の年金が危ういから、老後は『自助』でヨロピクね」ってどうなんだって話だ。
「全世代型社会保障」などと申してきたのは、ほかならぬ安倍総理自身ですわ。
だけど「社会保障」なんて言葉は使っていいのか? ってレベルにニッポンの年金は突入したと金融庁は申しておるわけ。
「老後は年金では月額5万円が足りなくなるから準備せよ」ってことだから、手厚い社会保障のあるイギリスや、安心して老後を暮せる北欧の国々が羨ましくもなる。
貧富の差が広がって、気が付けばアメリカ並みの格差社会。
公助なんかはまるきり期待できなくなっていたのが安倍政権下のニッポン国なのだ。
いずれせよ、年金はもう曲がり角を完全に曲がっており、「もう維持できない」という政府の見通しが垣間見える。
もうそろそろ政府は、年金の真実を包み隠さず明らかにして、与党だの野党だのではなくて、党派を超えてこの問題に本気で取り組まないとヤバいんでないの?
放送中の羽鳥モーニングショーで田崎史郎さんは「100年安心は年金制度が安心という意味だ」と言いました。
つまり、「年金は100年安心」は「制度が100年安心」だけど、「国民が安心とは違う」のですと申したわけ。
なんだ、国の制度が安心かぁ~
って、ようは国民の負担を増やして、支払いを減らせば、確かに「100年でも制度は安心」だ。
ですが国民はさっぱり安心して暮らせなくなるのが、「100年安心」だったのでした。
ようするに、国民が安心して暮らせる年金制度はもう壊れちゃってますってことになる。
各種新聞報道によると、「安倍さんにとって年金は鬼門」だそうな。
第一次安倍内閣では、納付者を特定できない国民年金や厚生年金が5000万件以上あることが発覚して、社会保険庁が解体され、世間も猛反発を買って安倍内閣は退陣した。
そんなこんなで、衆参同日選は見送る方針になったそうだ。
もし衆参同日選で議席を減らせば、政権へのダメージがはかりしれないからだ。
いよいよ「落日の安倍政権」、レイムダックに突入したってことにでもなるのでしょうか?
反吐が出るほど大嫌いな内閣も、ようやく道筋が見えてまいりました。
出口のないトンネルはないし、朝の来ない夜もない、「おごる平氏は久しからず」なのだと、おぢは思うのでした。
チャンチャン!!