午前6時です。
薄曇りのお天気で気温はプラス13度、きょうは夜遅くに雨だそうな。
さて、
それは今年1月のことだった。
安倍総理とプーチンさんの25回目の会談がモスクワで行われましたワン。
その前日まで、メディアはこぞって「いよいよ北方領土が還ってくる」みたいな論調。
国民の期待もパンパンに膨らんだ。
だけど、領土問題の進展は1ミリもなく、会談も領土問題も、完全な空振り三振に終わったのでした。
北朝鮮を巡っては、これまで「圧力一辺倒」を貫いた。
おかげさんで「拉致問題」もこれまた1ミリも前進してこなかった。
「対話のための対話には意味がありません」と文在寅大統領にのたまったのは平昌冬季五輪の開会式に出席するために訪韓した安倍首相だ。
ドヤ顔で言ったか知らんけど、その後、北朝鮮を巡っては南北会談と中朝会談も実現、さらには米朝会談まで行われた。
ようは、あっちでもこっちでも「対話が行われた」のだ。
ほとんど誰も想像しなかった、金正恩さんとトランプさんの会談まで実現した。
ってことで、「対話のための対話には意味がありません」と申しておった安倍外交ですが、こと北朝鮮を巡っては完全に蚊帳の外。
そしてこの間は盟友トランプさんが来日し、ゴルフに相撲に天皇との謁見など、盛りだくさんの大べんちゃら大会やらかした。
どっからどうみても、「安倍外交」うまくいったかに見えた。
そしたらトランプさんは帰国を前にして自身のツイートでこうのたまった。
「日本との貿易交渉で非常に大きな進展があった。農業と牛肉で特に大きなね!!」
ってことで、「農業分野と牛肉でニッポンは大幅に譲歩してくれました」とトランプさんは言ったのでした。
大ベンチャラ大会は大失敗だ。
だけど「日本の7月の選挙が終われば大きな数字が出てくる」とも。
「これは参院選挙後」になるってことで、安倍さんはおおいに助かった。
助かったのは安倍さんかしらんけど、ニッポンの農民や畜産農家は、選挙後に譲歩ってことで、すっかりバカにされてしまったわけ。
そんなこんなで「外交の安倍」には?マークが100個ぐらい着く事態となりました。
そんなこんな「外交の安倍」が風前の灯となる危機的状況の中、今回はイランと緊張関係にあるアメリカトランプさんに〝橋わたし役〟を仰せつかったのでした。
そのイランに行って、最高指導者ハメネイさんとの会談、どうなったと思う?
「核兵器製造の意図はない」とハメネイさんは申しました。
これを安倍さんは「会談の成果」というけど、悪いけど、これはあくまで従来通りの発言なのだ。
でもって、肝心かなめのアメリカとの対話については完全に拒否したのでした。
おかげさんで安倍さんは単なるメッセンジャーと化したわけ。
元外務省国際情報局長の孫崎享さんはこう述べておる。
「イランと米国の緊張関係が続いているのは、米国がイランとの間で交わした2015年の核合意を一方的に破棄して制裁を加えているからです」
「ロウハニ大統領もハメネイ師も『合意を履行する用意がある』と一貫して言い続けているので、安倍首相が本当に説得すべきは米国です」
…ってことだそうな。
そして、その会談の真最中、トランプさんはイランへの追加制裁を発表したのでした。
安倍さん、イランに何しに行ったのか、まったくもって意味不明なのでした。
そんなこんな、あれやこれやで「外交の安倍」は看板だけだったってことは誰の目にも明らかになった。
「無神経、バカじゃないと総理大臣ってできないと思うのよ。安倍ちゃんなんてバカの象徴じゃない?」とのたまったのはマツコデラックスさんだ。
まことにごもっとも。
正直でスマンね!! …と思うおぢなのでした。