おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「韓国と徹底的に白黒つけろ」と安倍総理

2019年08月11日 | Weblog

午前7時を回りました。

曇り空で気温はプラス18度。

今日の予想最高気温は24度ですから、ご当地の夏は終わりです。

昨夜は休肝日、眠れないかと心配しましたが、9時間も爆睡いたしました。

少し風邪ぎみだったようです。

いまも喉が少しばかり痛いでの、漢方薬「N324 桔梗石膏」を服用いたしました。

これが効くんだなぁ~

話は変わりますが、夏休みとあって、ここんとこ、ご当地の交通量がどんと増えた。

あっちもこっちもたいした賑やかです。

本州などに比べれば随分涼しくなりましたが、そこだけみれば、ご当地は夏真っ盛りのようです。

さて、

たびたびで恐縮ですが、日本政府観光局のデータだ。

ここには日本から外国旅行に出かけた人のデータもある。

2013年から2017年まで韓国を訪れたニッポン人は増えたり減ったりしておりますが、年間183万人から270万人だ。

年間100万人以上が韓国を訪れているわけ。

韓国からの訪日客に比べれば少ないけど、ニッポン人の人気旅行先は、アメリカ、中国についで第3位が韓国なのだ。

訪日韓国人も中国に次いで2位ですから日韓関係は双方にとって重要なのだとわかる。

そもそもご近所は仲良くするべしというのが、国に限らず「ご近所づきあい」の基本だ。

隣り同士でいがみ合って、いいことなんぞあるはずがない。

しかも今回の対韓強硬策は、山本太郎さんが喝破しているとおり「内政の行き詰まりをナショナリズムを使って隠そうとする政治」に過ぎない。 

さらに山本さんは「うまくやっていくしかないのです。 『舐められてたまるか!』『ぶっ潰してやれ!』というような小学校高学年くらいの考え方は止めましょうということなのです。だれも得をしない」とバッサリ。

そう、韓国と対立してもだれも得しないのだ。

発売中の週刊文春夏の特大号によると「号砲が鳴ったのは6月30日だった」という。

この日、産経新聞は「半導体材料 対韓輸出を規制 政府 徴用工問題に対抗」と1面トップでスクープした。

この報道で激怒したのがニッポンの外務省と国家安全保障会議だったとか。

詳細を知らされていなかった外務省出身の谷内正太郎国家安全保障局長は「(政策的に)出口がない」と怒りを露わにしたという。

その後、文春の取材に本人は否定したそうだけど…

それにしてもやっぱり「出口がない」のだ、この先ニッポン政府、どうするの???

この産経の記事には2つのNGワードがあった。

「輸出を規制」「徴用工問題に対抗」の2つだ。

外務省内では「こんな言い方をすれば、WTOに提訴された際に負けるかもしれない」

ってことで、政府はここから先、「輸出を規制」って言葉は使わず、「輸出管理の見直し」とすり替えた。

「徴用工問題に対抗」って言葉も封印した。

ホントはこの2つこそ安倍さんが言いたいことなんだろけどね。

文春が指摘しておる通り、「米中経済戦争の影響で世界同時株安と円高は止まることを知らない」わけで、「日韓両国には、不毛なチキンレースを続けている暇などないはずだ」はまことにごもっともなのだ。

韓国を「ホワイト国」から除外したことで、韓国へ輸出するニッポン企業は多かれ少なかれ影響を受ける。

一方、韓国は韓国でニッポンから安く買うことのできた製品や部品を、これから自前で賄うというから、余計なカネがかかる。

文春によれば、経済的なマイナスは韓国の方が大きいそうだけど、いずれにせよ、双方にとってロクなことがないのだ。

「韓国と徹底的に白黒つけろ」と安倍総理は申したそうですけど、そりゃもうお子ちゃまのケンカに過ぎません。

単なるお子ちゃまを総理大臣にしてしまって、国益損なって、どもこもならんとおぢは思いますけど、多くの国民は「対韓強硬策を支持」だそうな。

「内政の行き詰まりをナショナリズムを使って隠そうとする政治」にまんまとやられちゃって、どうよそのあたり???