おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「大統領のコロナ感染」「日本学術会議に口出し」「過疎地が原発のトイレに」どれもツッコミどころ満載だ!!

2020年10月03日 | Weblog

すっかり寝坊した午前7時40分です。

雨が降ったり止んだりの曇り空で気温はプラス15度。

今日は最高気温が20度の予想だ。

さて、

マスク嫌いのトランプさんがとうとうコロナに感染だそうな。

大統領選真っ最中の出来事ゆえ、選挙に与える影響が、トランプさんにとって、吉と出るか凶と出るか、大した楽しみだ。

トランプさんがこのまま重症化すれば、選挙どころではなくなるし、回復すれば、「タフな大統領」として人気急上昇も考えられる。

対するバイデンさんは陰性が確認されたそうですから「危機管理」ではトランプさんを凌駕した。

危機管理できないホワイトハウスと、マスクで対抗するバイデンさんってことで、いまんとこはバイデンさんに分があるやもしれません。

一方、我がニッポン国では、「学者の国会」ともいわれる「日本学術会議」に政府が口出しするという前代未聞の出来事だ。

推薦された人のうち6人を菅総理が任命しなかったのだ。

タカ派で知られた中曽根元総理でさえ、1983年には「政府が行うのは形式的な任命で学問の自由と独立は保障される」とした。

なのに菅総理は「気に入らない学者は排除」したわけだ。

学問の自立・独立性が脅かされております。

さらに、

ご当地を含む後志(しりべし)管内では、神恵内村が町議会で「核のごみ」の文献調査に応募することを決めた。

村からそう遠くない寿都町でも文献調査に応募する動きだ。

NUMO(ニューモ)という電力会社が出資した組織がうごめいて、クリーンでおいしい食べ物一杯の北海道を「原発のトイレ」にしてしまう話だ。

過疎の町を札束でほっぺたを引っ叩く所業も許さんし、ことは10万年も核のごみを埋める話、それを1か月やそこらで決めてしまうことにも腹が立つ。

あっちもこっちもツッコミどころ満載なのだ。

ちなみに、先ほどの「学者の国会」である日本学術会議は「核のごみ地層処分」について2012年、こう提言している。

(1)まず核のゴミを出しつづける原発を止め、これ以上、危険な核ゴミを出さないようにする。

(2)安全な処理方法が見つかるまで、人間の目の届くところでしっかり管理する。

(3)一部の人だけで、地層処分を決めてしまえるような今のやり方は間違い。見直しが必要です。

NUMO(ニューモ)も認めておるそうだけど、地下に埋めても、核ごみの入った容器は、数十年で壊れるそうだ。

なのに気の遠くなる10万年もの間、「埋めっぱなし」って、そもそも変だ。

なんでも地下300メートルに核ごみを埋めるには、走行距離200キロもの道路をらせん状につくるのだそうな。

しかもこの通路を埋めたら、ここから水漏れしてくるのは素人でも想像がつく。

危険だからこそ、目の届くところで管理するのが、最もコストが安いし、安全だ。

核のゴミはいわば「製造物責任」だ。

ゆえに、原発で大儲けした電力会社が、あくまで自身で処理すべき問題だと思う。

それなのに、過疎の町にカネばら撒いて「製造物責任」をスルーして解決しようというからそもそも変なのだ。

「核のゴミ問題」を国民に責任を押し付けるって、どう考えても変だ。

いまはともかく、かつては国民には電気を選択する余地さえなかった。

国民は使いたくて原発の電気を使っていたわけではない。

だから「核のごみ」の尻拭いをする責任が国民にあるわけがない。

責任は、原発を推進した国と、これで儲けた電力会社にある。

これは電力会社が解決すべき、「製造物責任」なのだと、はっきり申しておきましょう。