おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「学術会員は年金が増える」はデマだった

2020年10月07日 | Weblog

午前5時半を回りました。

気温はプラス8度で曇り空です。

今朝は久々に早起きなのだ。

それというのも、午前5時ごろ屋根に叩きつける豪雨で目覚め、慌てて例の「高解像度降水ナウキャスト」を見た。

ほどなく雨が止むことがわかって一安心。

もう一度寝ようかと思ったけど、「たまには早起きもいいだろ」ってことで、パソコンに向かっております。

今日のご当地、曇りのお天気で最高気温は17度に止まる。

さて、日本学術会議の人事ですわ。

そもそも日本学術会議は、太平洋戦争に学者が加担したことを反省してできたもの。

政府の中にあっても、独立した機関として、政府に耳の痛いことも提言するのが日本学術会議だ。

ところが今回はというと、菅政権にとって気に入らない学者は排除するという、なんとも「ケツの穴の小さい」対応なのだ。

しかも任命を拒否した理由を、いまだに明らかにしていない。

菅政権は、まずはきちんと理由を説明する責任がある。

また、

女性自身は「学術会員になれば年金が増える」としたことについて、これがデマだと伝えておる。

「年金が増える」とデタラメを申したのはフジテレビ上席解説委員、あの平井文夫さんですわ。

お昼の番組、バイキングでの平井さんの発言はこんなもんだった。

「だってこの人たち6年、ここ(日本学術会議)で働いたら、その後、学士院というところにいって、年間250万円年金もらえるんですよ」

この発言にMCの坂上忍さんも「えーっ」と驚いた。

実はこれがデタラメだったというのだ。

そもそも学士院は文科省の特別機関で定員150人で終身会員。

日本学術会議は内閣府の所管で定員210人だから、日本学術会議の皆さんがこぞって学士院に行けるわけがない。

学士院の最年少はノーベル生理学・医学賞受賞者でもある山中伸弥さん。

学術的な業績を基に文科省が選出するそうだ。

また平井さんはもこうも申したそうな。

「2017年に日本学術会議が軍事研究の禁止というとんでもない提言を出したんですね」

これも日本学術会議は、創立翌年の1950年とベトナム戦争の最中だった1967年に“軍事目的の研究は絶対にしない”という内容の声明を出している。

2017年の声明は、防衛装備庁が2015年に将来の“装備品”に使える基礎研究に研究費を支給する「安全保障技術研究推進制度」を創設したことを受けて、「過去の声明を継承することを確認した」ものに過ぎないというのだ。

平井さんは「首相が日本学術会員の人事に介入するのは当然」「日本学術会議はいっそ民営化するべき」とデタラメを基に述べておる。

こういう人だからこそフジテレビの「上席解説委員」なのでしょう。

ずいぶんご立派な上席解説委員ですこと!!