おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

春霞におぼろ月

2023年04月13日 | Weblog

午前6時になるところ。

つい先ほど、パラパラあられが降った。

気温はプラス2度、日中の最高気温プラス10度の予想だ。

きょうは曇りのお天気、昼過ぎから晴れるらしい。

そんなこんな、

きのう午前中は強風に見舞われた。

そして午後、ふと見上げるとニセコアンヌプリはほぼ見えないことになっとりました。

言われていた黄砂の来襲です。

近くの山でさえ見えにくいことになったのはあまり経験がない。

正直ちょっと驚いた。

そんなことであれやこれやネット上で調べてみた。

春霞(はるがすみ)は、ウキペディアによると定義はないそうな。

ですが、一般的に空気がかすむ状態を呼ぶそう。

原因は、「水蒸気、花粉、ホコリ、そして中国大陸から運ばれてきた黄砂や大気汚染物質などさまざま」だそうな。

花粉にホコリ、黄砂にPM2.5が春霞の原因。

ちなみに「おぼろ月」は月がかすむことだそうな。

春霞もおぼろ月も、平安のころから、あれやこれやの歌に詠まれました。

原因がよくわからんかった平安の人々にとっては、歌の題材になるほど、春を実感した「春霞」。

ですが、シラカバ花粉症のおぢは、なんとはなし目がしょぼしょぼしてくるのだった。

春霞もおぼろ月も、この国らしい美しい表現ですけど、実態はというと、ホコリに黄砂だった。

少々残念な気もしてくる朝なのでした…