週末のツアーの下見がてら、先日久しぶりに島の東側(泉津)の海岸遊歩道を歩きました。
今の大島ができる前の3つの火山の残骸が、切り立った海岸線を作る東側の海岸には
トベラ、ヒメユズリハなどの海岸型の樹木に交じって、スダジイ、クロマツ、ヤブニッケイ、シロダモなど、
厚くてツヤツヤの葉を持った木々が茂っています。
たぶん遊歩道を作った後に、植物たちが光を求めて少しでも
競争の少ない方向へ伸びたのだろうな~と思われる風景が、あちらこちらで見られます。
斜めに伸びた高い木のシルエット越しに見える青い海…。

自然にできた木のトンネルも所々に見られます。

思わずくぐりたくなりますよね!(^^)!
時には、満開のヤブツバキのトンネルも…。

こんなおしゃれなトンネルが、大海原をバックにひっそりと存在している風景に出会うと、
嬉しくなります(^。^)
ツヤツヤのツワブキに通称“絵描き虫”が描いた様々な模様も、この時期に海岸通りを歩く
楽しみの一つです。

本当に様々な模様があります。
遊歩道はほとんどが土なのですけれど、たまにはこのような道も…。

森や林の中で突然こういう風景に出会うと、この島が火山の島なのだ、ということを実感します。
そして「昔この場所で、どんなことが起きていたのかな~?」と想像して、
しばらく立ち止まってしまいます。
この日は、久しぶりに派手な色の虫に会いました!
…と言ってもお亡くなりになっていましたが…(^_^;)

表の模様もなかなか美しい…。

仲間のMLで正体を尋ねてみたら、オオキンカメムシらしいことがわかりました。
海岸のツバキやトベラなどの枝先や葉裏で集団越冬するようです!
しかも、毎年同じ場所に集まるのだそうです!!
…ということは、今回死骸を見つけた場所のそばを探したら、身を寄せて冬を越している、
この派手な色のカメムシ集団が見つかるのでしょうか!?
う~ん、がぜん探したくなってきましたが、時間が…(-_-;)
このカメムシはどうやら海を渡って長距離移動するようです。
卵を持ったメスが海の上やもっともっと寒い地方で見つかっているようです。
でも、寒い冬を越せずに死んでしまうらしいのです。
なんでメスたちは身重な体で北を目指すのでしょう?
遺伝子を広げるため新天地を求めるのでしょうか?
自然の中は、本当に不思議が一杯です。
ところで、話しは全く変わりますが、このところ3日間、
ずっと山頂ジオパーク展のバーチャルツアー用資料を作っていました。
先週土曜日の小学校での講演を終え、「次はジオパーク展の映像資料手直しだ~。」と思って、
1月下旬の観光協会での勉強会の時にいただいていたアドバイスや、火山専門家の方や
観光協会所有の噴火当時の迫力満点の映像をもとに、手直しを始めました。
手直しだから、すぐできるかと思いきや、実はなかなか進みませんでした(^_^;)
このところ、私の家庭教師(?)と化している、ジオパーク委員の方(授業料、払っていません。
スミマセン~(^_^;))に見ていただいたところ…
「難しい専門用語を使うと、その時点で視聴者の頭に『?』マークが浮かび、
そこで思考がストップするので、できるだけ専門用語は使わないように。
同じ理由で熟語もできるだけ避け、やさしい言葉遣いにする。
さらにきちんと科学的根拠に基づいた、正確な内容を伝えるように。」
とのアドバイスをいただきました。
ジオパークの求めるガイドの役割は、正確な正しい知識を、できる限りわかりやすく楽しく、
一般の人に伝えること…と、審査の時に理解したはずだったのですが、
良く見直してみたら、私の作った資料は、かなり勉強っぽくなっていた事に気が付きました。
きちんとした科学的な根拠に基づいた内容を、わかりやすく伝える…って難しいですね~(^_^;)
…で、あれこれ悩みながら、言葉を探し…今日、ようやく仕上げました。
…が、実は先ほど、大島の気象のプロの方からもアドバイスをいただいたので、
これからもう少し手直しします(笑)
山頂のバーチャルツアーは、今回の資料作りに気持ちよく手持ちの画像を貸してくださった方々、
ご自分の時間を割いて「少しでも良い資料を作るために」アドバイスを下さった方々、
そしてこれから頑張ってガイドを担当する、17人のメンバーとの合作です。
お時間の都合のつく読者の方は、心をこめて皆で作った“バーチャルツアー”を
ぜひ見にいらしてください~。
(カナ)
今の大島ができる前の3つの火山の残骸が、切り立った海岸線を作る東側の海岸には
トベラ、ヒメユズリハなどの海岸型の樹木に交じって、スダジイ、クロマツ、ヤブニッケイ、シロダモなど、
厚くてツヤツヤの葉を持った木々が茂っています。
たぶん遊歩道を作った後に、植物たちが光を求めて少しでも
競争の少ない方向へ伸びたのだろうな~と思われる風景が、あちらこちらで見られます。
斜めに伸びた高い木のシルエット越しに見える青い海…。

自然にできた木のトンネルも所々に見られます。

思わずくぐりたくなりますよね!(^^)!
時には、満開のヤブツバキのトンネルも…。

こんなおしゃれなトンネルが、大海原をバックにひっそりと存在している風景に出会うと、
嬉しくなります(^。^)
ツヤツヤのツワブキに通称“絵描き虫”が描いた様々な模様も、この時期に海岸通りを歩く
楽しみの一つです。

本当に様々な模様があります。
遊歩道はほとんどが土なのですけれど、たまにはこのような道も…。

森や林の中で突然こういう風景に出会うと、この島が火山の島なのだ、ということを実感します。
そして「昔この場所で、どんなことが起きていたのかな~?」と想像して、
しばらく立ち止まってしまいます。
この日は、久しぶりに派手な色の虫に会いました!
…と言ってもお亡くなりになっていましたが…(^_^;)

表の模様もなかなか美しい…。

仲間のMLで正体を尋ねてみたら、オオキンカメムシらしいことがわかりました。
海岸のツバキやトベラなどの枝先や葉裏で集団越冬するようです!
しかも、毎年同じ場所に集まるのだそうです!!
…ということは、今回死骸を見つけた場所のそばを探したら、身を寄せて冬を越している、
この派手な色のカメムシ集団が見つかるのでしょうか!?
う~ん、がぜん探したくなってきましたが、時間が…(-_-;)
このカメムシはどうやら海を渡って長距離移動するようです。
卵を持ったメスが海の上やもっともっと寒い地方で見つかっているようです。
でも、寒い冬を越せずに死んでしまうらしいのです。
なんでメスたちは身重な体で北を目指すのでしょう?
遺伝子を広げるため新天地を求めるのでしょうか?
自然の中は、本当に不思議が一杯です。
ところで、話しは全く変わりますが、このところ3日間、
ずっと山頂ジオパーク展のバーチャルツアー用資料を作っていました。
先週土曜日の小学校での講演を終え、「次はジオパーク展の映像資料手直しだ~。」と思って、
1月下旬の観光協会での勉強会の時にいただいていたアドバイスや、火山専門家の方や
観光協会所有の噴火当時の迫力満点の映像をもとに、手直しを始めました。
手直しだから、すぐできるかと思いきや、実はなかなか進みませんでした(^_^;)
このところ、私の家庭教師(?)と化している、ジオパーク委員の方(授業料、払っていません。
スミマセン~(^_^;))に見ていただいたところ…
「難しい専門用語を使うと、その時点で視聴者の頭に『?』マークが浮かび、
そこで思考がストップするので、できるだけ専門用語は使わないように。
同じ理由で熟語もできるだけ避け、やさしい言葉遣いにする。
さらにきちんと科学的根拠に基づいた、正確な内容を伝えるように。」
とのアドバイスをいただきました。
ジオパークの求めるガイドの役割は、正確な正しい知識を、できる限りわかりやすく楽しく、
一般の人に伝えること…と、審査の時に理解したはずだったのですが、
良く見直してみたら、私の作った資料は、かなり勉強っぽくなっていた事に気が付きました。
きちんとした科学的な根拠に基づいた内容を、わかりやすく伝える…って難しいですね~(^_^;)
…で、あれこれ悩みながら、言葉を探し…今日、ようやく仕上げました。
…が、実は先ほど、大島の気象のプロの方からもアドバイスをいただいたので、
これからもう少し手直しします(笑)
山頂のバーチャルツアーは、今回の資料作りに気持ちよく手持ちの画像を貸してくださった方々、
ご自分の時間を割いて「少しでも良い資料を作るために」アドバイスを下さった方々、
そしてこれから頑張ってガイドを担当する、17人のメンバーとの合作です。
お時間の都合のつく読者の方は、心をこめて皆で作った“バーチャルツアー”を
ぜひ見にいらしてください~。
(カナ)