な~んて、大そうな題名を付けてみましたが
そんなに難しい話を書くつもりはありません。
「知られているのに、実は皆全然知らない」ヤドカリについて
今日は、ちょっと詳しく書いてみます。
ヤドカリは大きく分けて6つの科に分かれます。
●ヤドカリ科
●ホンヤドカリ科
●ツノガイヤドカリ科
●オキヤドカリ科
●オカヤドカリ科
●タラバガニ科
です。
この内、ヒゲナガヤドカリ科&オキヤドカリ科のヤドカリ達は、生息水深が深く
とてもじゃないですが、水中で出会う事はありません。
タラバガニも実はヤドカリの仲間で、ホンヤドカリ科に近縁の科になります。
タラバガニってカニじゃなんですよ~
では、私達が良く「ヤドカリ」と言って見ているのは何か?というと
ホンヤドカリ科 又は、ヤドカリ科になります。(この際、陸生のオカヤドカリ科は入れません)
磯遊びから十分見る事が出来る、この2つの科
実に簡単に見分ける事が出来ます。
まず、両方ともはさみ脚に注目して下さい。
ヤドカリ科ははさみ脚が両方同じ大きさ 又は、左のはさみが大きくなります。
(1つだけ例外の属がありますが・・・)
つまり~~
(フチドリワモンヤドカリ)
これとか~
(イシダタミヤドカリ)
これとか~になります。
左はさみ(向って言うと右側)が大きいのが分りますか?
そして、ホンヤドカリ科は、右のはさみ脚が大きくなります。
(ベニホンヤドカリ)
こんな感じです。
外見はソックリですが、実は科のレベルで既に違いがあるのです。
ちょっとビックリですよね~
これから春に向けて、潮が一番干く時期がやってきます。
皆さんが、次回ヤドカリを見る時に、何科のヤドカリか見て頂けれ嬉しいです。
(有馬)