月曜、水曜とツアーで山を歩きました。
昨日(水曜日)は仙台クラブツーリズム主催の「神津島・天上山と大島・三原山を歩く」
というツアーに参加された皆さんをご案内しました。
この日は温泉ホテルから三原山を目指す、いつもと逆のルートでした。
歩き始めは曇り…少し風もあって皆さんからは「仙台より寒い」の声も…(^_^;)
風を避け、まずはハチジョウイヌツゲとヒサカキの森を歩きました。
森の中で、溶岩流の写真をリュックから取り出し、この場所が234年前には
一面黒い溶岩に覆われていたことをお話しました。
溶岩流の上に何度も再生を繰り返してきた独特な森の雰囲気を、
皆さんに楽しんでいただけていたら、嬉しいのですけれど(^。^)
1986年の割れ目噴火で流れた溶岩流の上では、今回も“お祈りする犬”が大人気。
新たな動物も見つかって、ちょっとした撮影会になりました(^^)v
三原山は前日の雨のせいか、湯気がいつもよりたくさん上がっていました。
真っ白な湯気が風に運ばれて黒いスコリアの上を流れていきます。
白いモクモクが、どんどん形を変えながら立ち上る様子は、とても迫力があります!(^^)!
特にこんな風に一杯モクモクしていると、地下の熱いマグマの存在を意識して少しドキドキします。
「うわ~!今日はすごく一杯湯気が出ていますよ!」なんて叫んで、
お客様よりも私の方が興奮していたような気も…(^_^;)
山頂にはまだ少しだけ雪が残っていました。
そして割れ目火口の壁面では、残った雪が不思議な模様を作っていました。
白一面ではなくて、細かい網目のような模様が入っています。
アップにするとこんな感じ。
何でしょ、これ?
どうしてこんな模様ができたのでしょう?
雪が風に吹かれて?
雪が凍って??
近づいてもっと良く観察したい衝動に駆られましたが、ちょっと無理でした~(^_^;)
ところで、この模様、どこかで見たことがあるような気がしますが…。
しばらく考えて思い出しました!
虫が綺麗に葉を食べた後に残った葉脈と似ているのでは?
片や小さな虫の作品、もう一方は雪や風や気温等の雄大な作品ですが、どうでしょう~?
どこか似ていませんか??(^。^)
ツアー後半は、空も晴れて、雄大な火口も、対岸の富士山も楽しめました。
歩き終わりは、24年前に流れ下った溶岩の上に登り、赤い溶岩の写真を持って記念撮影しました。
4時間半歩ききった皆さんに、ふさわしい場所での撮影でした!
お疲れ様でした~。
ところで、この日はツアー後、海のそばの林にモクレイシの花を確認に行きました。
雌花も雄花も満開でした!
春が始まりました(^。^)
足元の土からは月曜日に嶋田が手にしていたキノコと同じものが生えていました。
パフパフのマシュマロのような手触りです。
このキノコの正体ですが、自分では調べきれなくて、詳しい方にアドバイスをもらい
「オオノウタケの老菌ではないか」と教えてもらいました。
8~10月の発生が一般的みたいですが、もしかしたら、
春と秋を勘違いしたのかもしれませんね。(笑)
(カナ)