月曜日から今日までの4日間、ジオパーク展会場で展示物の説明と、
バーチャルツアーのガイドを行いました。
ツアーは山頂口~お鉢周り~温泉ホテルのコース上の見どころを、
映像とガイドの語りで紹介する…というもの。
ツアー風景はこんな感じです。
1日3回の予定でしたが、いらした方には見ていただきたくて、1日4~5回上映しました。
お客様の数はバスの時間によってかなり左右され、少ない時で2名、多い時で30~40
名ぐらいでした。
最後までご覧になった方からは、拍手をいただいたり「ありがとう」「面白かった」
「わかりやすかった」などの言葉をかけていただいたりして とても嬉しい気持ちになりました。
でも、観光バスなどの山頂での滞在時間はとても短く、最後まで見ることができずに
途中で席を立たれる方も、多くいらっしゃいました。
大島らしい火山の物語を最後まで見ていただけないのはとても残念なので、
3日間一緒にツアーを担当していた佐藤氏(観光協会副会長)と相談し、
写真枚数を減らしてツアー時間を少し短くすることにしました。
伊東からわざわざ船で往復して、大島のジオパーク展応援のために、
地図を描きに来て下さった方もいます!
スクリーン横に貼ってある、その方の作品です。
バーチャルツアーのコース上の見どころや、ジェットホイル、大島バスも描かれて
とても楽しい地図が出来上がりました。
紙やインクも持参しての大奮闘でした。
“伊東のケンちゃん”さん、ありがとうございました(^。^)
明日からのガイドは私と佐藤さん以外の、ボランティアガイド、ウォーキングクラブ、
その他の有志の方々が順番で担当してくれます。
いよいよ「皆で大島の素晴らしさをアピールしよう!」という取り組みが
本格的に始まります。
皆さん、ぜひ応援に来てください~!
ところで、話しは全く変わりますが(最近このパターンが多い・笑)
一昨日、雪の樹海を歩いてきました。
土曜日に道幅が半分になっていた、温泉ホテルから山頂に向かう道がどうなっているか、
地面にまでついていたハチジョウイヌツゲがどうなっているか、確かめたかったのです。
道はこのとおり、いつもの幅に戻っていました。
既に車の通った跡もありました。
ちなみに、土曜日は同じ場所がこんなでした。
ほとんどの木は、自力で元に戻ったのでしょうか?
人工的に切り落とされた枝はそれほど多くはありませんでした。
「人が手入れをしていないはずの森はどうなっているのだろう?」
またまた好奇心にかられ、ひとり樹海に入りました。
黒い溶岩に白い雪の帽子、そして傾きかけた太陽が照らす、木の幹の柔らかな色…
いつもより、ずっと静かな森でした。
ハチジョウイヌツゲはこんな風に、雪の重さで地面についているものがけっこう
残っていました。
でもこの写真の木は、雪をふるい落としてあげたら、“ビュン!”と立ち上がり、
普段よりちょっと傾いている程度の姿に戻りました!
しなりに耐えきれずに、完全に折れてしまっているものも何本もありました。
たくましいイヌツゲたちは、雪の重さに耐えて長い時を過ごし自力で元に戻るものが
圧倒的に多いようでしたが、それでも積雪は彼らにとって厳しい試練なのでしょう。
時々まだ重そうに雪をのせてお辞儀をしているイヌツゲの雪を払って、
人助け(?)をしている気分になりながら、樹海を抜けました。
何だか以前より、イヌツゲと親しくなった気分でした!(笑)
(カナ)