グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

山頂ジオパーク展の最終準備と今日の乳が崎

2011年02月10日 | 火山・ジオパーク

明日から、山頂ジオパーク展が始まります。

 

今日は最後の会場準備に行ってきました。

 

以前準備した写真だけでは、部屋が大きくて何だか寂しかったので

ジオサイトの写真や、夏に展示した写真も置くことになり、数人で作業をしました。

 

協力してバランスを見ながら、写真を配置しました。

 

 

大島支庁の皆さんも、様子を見に来てくれました。

 

10分ちょっとのバーチャルツアーも実際に上映してみました。

 

 

 バーチャルツアーは11時30分、12時15分、13時00分の3回、毎日上映されます。

 

皆さん、ぜひ見にいらしてください!

 

…と言いながら、明日、明後日は、山は雪で通行止めになるかもしれませんね…(^_^;)

 

ところで夕方、久しぶりに犬の散歩で、“乳が崎”を歩いてきました。

 

まず目についたのは、ハチジョウイボタの実です。

半落葉のはずの葉を綺麗に落として、枝先についた実がメチャクチャ目立っていました。

ずいぶん鳥に食べ残されているのですね~。

 

「まずいのかな?」と思って恐る恐る口に入れてみたら…

ザラザラしていて、全然美味しくありませんでした(^_^;)

時期を過ぎてしまったのでしょうか?

 

そこ、ここで見つかるのは、新しい葉を伸ばし始めたカジイチゴたちです

 

「まだ寒いなぁ~。」

 

 

「もう待てない~。」

 

「もう一人前だぞ~!」

…様々な成長段階の葉っぱがあって、小さな春を楽しめました(^^)

 

モクレイシの木も、花の蕾を膨らませていました。

あと1か月ほどで、白くて可愛い花を咲かせることでしょう。

 

シロダモはまだ、冬芽の中に春の新しい葉を大切にしまったままでした。

新しい葉はフワフワの毛を身にまとっているのに、案外慎重なのですね。

 

昨年の秋に結実した小さな実も育っていました。

今はまだ“緑色の小粒”も、秋には立派な赤い実に成長することでしょう。

 

今日の乳が崎からの眺め。

 

葉を落とした木々たち。枯れたススキの薄茶色。

 

まさに冬の風景ですが、この風景の中を、道の両脇をゆっくり見ながら歩くだけで

春を待つ様々な植物たちの個性を見ることができます。

 

明日、明後日の、吹雪が終わったら、きっともっと春を感じられる景色を

探すことができるようになるでしょう。

 

2011年の春を、めいっぱい楽しみたいですね~!(^^)!

 

(カナ)

コメント (2)
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