グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

北風の中のツアー

2011年02月20日 | ツアー
今週末の2日間は、冷たい北風の中のツアーでした。

昨日は中学校の同級生同士という若い女性たちと、火口~裏砂漠~樹海と回りました。
寒い中でも色々見つかりました~。

まずは小さな氷の芸術作品。
この前の氷中花ほどではないものの、小さな葉っぱがスッポリ氷にくるまれていました。

氷の先がまん丸なのが何とも可愛いです!(^。^)

この日は寒かったので、「湯気でゆっくり温まろう!」と計画しました(^^)v
砂浴ならぬ火山浴(?)を楽しんでいます。

地球の内部の熱を、体で感じることができる場所って、すごく貴重ですよね。

1986年の噴火の後、有毒ガス成分の混ざらない湯気だけが出てくるようになったから
寒い時にこんな風に暖をとることができます。次の噴火の後もこのままだと良いのですけど…。

この日は広大な黒い砂漠の風景を楽しみながら、ランチタイム。

ひろびろ~!(^^)!
360度見渡しても、私たち以外誰もいません。(いつもですけど・笑)

前回このコース上でお客様が見つけてくれた「お祈りする犬」は
今回もお客様が見つけてくれました。

犬と同じポーズでお祈り中(?)

樹海の中ではこんな光景を見て、植物の根っこのたくましさが話題になりました。


この日は季節感を出して、椿展に立ち寄ってツバキの花の観賞。

雄大な火山と椿の花の取り合わせが、とても大島らしいツアーでした~。

そして今日です。

今日も椿と火山をテーマに、大島公園の椿まつり会場経由で三原山へ登り、
火口展望所を往復して、車で移動してから樹海を歩きました。

銀座から新宿へ飲みに行く時も歩くという、健脚のお2人でした。

山に登る途中では、大島桜が先週よりもたくさんの花を開いていました。


早春の森を飾るオオシマカンスゲも、あちらこちらで目につくようになりました。

毎年「オオシマカンスゲが咲きはじめたな~。」なんて思っていると
あっという間にスミレや桜が満開になり、一気に花の季節が始まります。

どんなに寒くても昼の時間は長くなり、確実に春が近づいているのですね。

今日は霧でついに火口をのぞくことはできませんでしたが、山頂のゴジラ岩の先の霧が流れて、
伊豆の山々の頂きが浮かびあがって見えた時には、晴れている時より感動しました。

「あ~!山が見えた~!!」って叫んでいました(笑)

ゴジラはずっとここで、カルデラと海と伊豆の山と空とが織りなす、様々な景色を眺めているのですね。
私もゴジラの横に座って、移りゆく景色をゆっくり楽しんでみたいものです。(笑)

(カナ)
コメント (2)
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