グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

水中も春?

2011年02月23日 | 海の生物

陸上はだんだんと春を思わせる日が増えてきましたね。

これからどんどん草花達も増えていくのでしょう、山を歩くのも気持ちのよい季節になってきました。

ところが水中は陸上の季節とは1ヶ月から一ヵ月半くらいは遅れますので、まだまだ冬の寒さです。というのが本来なのですが今年はおかしい?2月も終わろうとしているのに水温が17℃もあります、時期的には12月から1月くらいの水温です。これも異常気象のせい?まぁ寒いより暖かい方がよいのですが・・・。

水温のせいか多少のずれはありますが水中生物達も春を迎えようとしています、恋の季節ですね。

水温が暖かくなってから交尾・産卵などをする種は多いのですが、まだまだ冷たい時期から始まる種もいます。

その代表格がヒメギンポです、因みに上が雄で下が雌になります。雄はこの時期普段の色から派手なオレンジに顔も真っ黒になります。この時期浅瀬では雌がおしりをふりふりしながら岩肌などに卵を産みつけ、それに雄が精子をふりかけます。パッと見踊っている雌の周りを雄がくるくる回っているように見えますが、立派な生態行動です。

その他にもこの時期ベンケイハゼたちもよくペアリングしています。普段は単体でいる事が多いのですが、最近よく二匹でいる所をみかけます。雌の産卵待ちで雄がずっと寄り添っているのでしょう、別の雄に取られないように片時も離れません。

ミスガイたちも交接の時期に入っています、この後幾度となく卵を産んでいきます。因みにウミウシは雌雄がないので出会ったら即交接・産卵するそうです。目の無い彼達はどのように相手を見分けるか分りませんが、ちゃんと同じ種類のウミウシと交接するんですよね。

 

担当 石田

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