グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

フランスで撮った虫たち・2

2011年07月08日 | その他
先週に引き続きフランスの虫の話です。

見出しのカマキリは、
バスの中から撮ったため何とか見える程度ですが・・・

ある村の入り口にあった巨大なカマキリのオブジェです。
さて、ここはどこでしょう?(・・・答えは末尾で)


話は変わって・・・
お世話になった牧場で飼われていたミツバチたちの家がこちら↓。

当たり前ですが、日本で言う「セイヨウミツバチ」です(笑)

すごい数のハチたちが働いていました。
高原の牧場は花盛りでしたので、大忙しだったのでしょう。

冬は雪が積もる厳しいところなので、
冬ごもりに備えて、たっぷりと蜜を蓄えるそうです。

それを人間に取られてしまうとは知らないで・・・(涙)

こちら↓は、新しく出来た一群の巣箱だそうで、
少し離れた場所にありました。

でも、どうなのでしょう?
ミツバチたちは、実は知っているのかも?!

こんなに立派な家を用意してもらえるのですからね~。


こちら↓は、山の上にある羊の放牧場で見つけた甲虫です。

素晴らしい色ですね!!
俗称フンコロガシ。タマオシコガネの仲間とのこと。

モミノキの森に多くいたのは、少し小ぶりでした↓。

スカラベは、動物のフンを球にして転がす習性で有名です。
地中に穴を掘り、フン球を入れて卵を産みつけ、
幼虫は球の内部を食べて育ち、そこでサナギになります・・・が、
これが、その種類かというと疑問です。

オオタマオシコガネは、もっと大きいし、
頭部や前肢の作りが違うようです。

むしろ、日本のオオセンチコガネのルリ色型に似ていますね。
紀伊半島にいるルリセンチコガネですか?
動物のフンの下や近くに穴を掘って、
フンを運び込み幼虫のエサにするところは一緒です。

それにしても、こんなに美しいのは、なぜでしょう?!


フランスといえば、この虫↓でしょう。

日本でも養殖をしているとも聞きましたが、
ほとんどは缶詰で輸入されるそうです。

大きなものは直径4センチ、高さ4センチくらいありました。
庭などを這っていました。(写真を撮りそこねました・・・とほほ)

↑エスカルゴの盛り付け例。ガラスの器の中はサラダでした。

エスカルゴの本来の意味は、「ブドウ畑のカタツムリ」だそうです。
古代から食用にされていて、
現代は養殖したものを食用カタツムリにしています。

オリーブ油と黒コショウで味付けされているのが一般的だそうですが、
野菜とバターで作ったソースをかけて焼いて、
レモンを搾って食べる地方もあるそうです。

大島でいうと磯で採れる、メッカリ、シッタカでしょうか?
食感は、よく似てますよね。


地中海に近い南フランスのアルルの宿で、
ロビーにあった飾り皿を撮らせてもらいました。

この辺りプロバンス地方は暖かいので、
セミをデザインしたものが色々ありました。

テーブルクロスやランチョンマット・・・
何にでもセミを描いてしまうというのもユニークです。
おみやげ屋には、こんなもの↓もありました。

何かと思ったら、
冷蔵庫などにメモをとめるマグネットでした。


冒頭のクイズの答えは、こちら↓。
フランスと虫といえば、もうお分かりですね?!

直訳すると「昆虫学的な回想録」とでもいうのでしょう。
日本でも新しい翻訳本が出版されていますが、
フランスでも再評価されているようです。

『昆虫記』を書いたファーブルが晩年を過ごした村を訪ねてみました。
カマキリのオブジェは、その「セリニャン村」の入口にありました。

(なるせ)



コメント
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