グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

サクユリ

2011年07月25日 | 植物
昨日は2回三原山をうろつきました。午前は仲間とツアーの為に下調べ、午後は自然愛好会(講師は長靴のO氏)のユリの観察会。ヤマユリとサクユリの違いについて曖昧な処があるので参加しました。

ユリの開花は三部咲きぐらいでしょうか?先日の台風のせいか全体に蕾がくたびれているように思うのは私だけかもしれませんが。

しかし、内輪はいたるところにユリがありますから咲いている花を見つけるのは容易です。


まず
サクユリの葉の定義は  葉の幅、色が濃い、葉が厚い、葉の筋が7筋

これは太く。葉柄から続く葉脈が7有ります

これは細いのでヤマユリですね

花の定義は 純白で香りが強い。花びらの斑点は黄色でたまに白も有る(シロボシサクユリ)花びらの中側が広い


斑点がありますが花びらの幅が広いのでサクユリだそうです
ユリの花びらは6枚に見えますが実は中側が本当の花びらで外側は萼です。

斑点は無いけれどヤマユリです中心部から出ている花びらの幅が細いですね


番外、発見ポイント!!
ユリのおしべこれは6本で花粉が洋服などに付くと落ちない。なんて普通ですが

これは咲き始めのおしべ(まだ花粉がありません) おしべの縦が開いて反りかえります。一番右が少し開いたところ。左から2番目が少し開きかけてきたかも

今まで斑点の有る無しでヤマユリ・サクユリを判断していたが今回違いが判ったが、自然相手のこと花びら細くても斑点が無かったり、上を向いて咲いていたり。それに交雑種も多数発生していたり なかなか画一的にはくべつできない。

大島では元からヤマユリがありサクユリに変わりつつあるそうです。ヤマユリが少なくなっているそうです(八丈島などではサクユリのみ)私は反対だと思っていました。

咲き初めですから後1週間は楽しめますよおしべの観察は午前中の早目がおすすめ写真は10時ごろ撮影しました。午後は探すことができませんでした。(しま)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする