グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

梅雨から夏へ

2011年07月03日 | ツアー
昨日はダイビングのお客様からリクエストを受けて、三原山の半日ツアーに行ってきました。
しかし歩きだそうとした途端、「あ~、カメラが無い~!」
…ということで、今日の写真は全てお客様に撮っていただいたものです。
(T.Kさん、ありがとうございます!)

さて山は曇り時々小雨、時々霧…という天気でした。(コロコロ変わりました)


ガクアジサイの花が目立ち、1986年の溶岩流の上にも大きな株が見事な花を咲かせていました。
咲き始めの花は瑞々しくて綺麗です。

青い小さな花が、いくつも元気に開いていました!

虫を誘う為の白い飾り花は、本物の花よりも先に開き始めるようです。
青や緑の小さなつぼみの外側で、渦巻き模様になっているのが飾り花。

開店準備中といったところ?(笑)

元気なガクアジサイに比べ、「そろそろ終わりかな~」という感じなのがカジイチゴの実。
少し前まで、ツヤツヤのオレンジ色の実を実らせていたのに、かなり残り少なくなってきました。

あ、実をむさぼり食っている虫がいます。
こういうシチュエーションといえば…出ました~ハナムグリ!

イチゴの一粒を大事そうに抱えています。

「甘いジュースがうまいぜ~」byハナムグリ

おいしそうですね~(^。^)

少し前まで緑色だったハチジョウイタドリの芽生えたちは、気温の上昇と共に黒い溶岩の上で焼かれて、ほとんど枯れかかっていました。

か弱い芽生えにとって、黒い溶岩と強い太陽光というこの環境は、鉄板焼きの上に乗っているようなもの…。
こんなにたくさんの芽生えがあっても、生き残れるものはほとんどいないのでしょうか?

あ、でも少し元気そうなものもいます。
肉厚の丈夫そうな葉を持ったもの…。

きっといち早く成長する強い者だけが生き残って、大きくなっていくのでしょうね。

この日の天気はコロコロ変わり、あっという間に霧に包まれてあたり一面真っ白になったり、小雨が降り始めたり、そうかと思うと急に視界が開けたりしました。
不思議なことに、「ここで景色を見たい!」と思う場所では霧が流れ去って、広い景色を楽しむことができました。

緑と黒が織りなす広々とした風景…爽快です~(^^)v
今の時期らしい様々なものを楽しんだ半日でした。

ところで今朝、入院中の柳場からメッセージが届きました。
海の方のブログに載せてありますので、関心のある方はご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/izuohshima21966/d/20110703

(カナ)
コメント
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