グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ジャノメチョウ

2011年07月09日 | 
まるで銀河のようですね。
ステキな模様です。
眼状紋(がんじょうもん)といってヘビの目玉のように見えることから『蛇の目』の名が付いたそうです。

全国的に普通に見られるチョウで、伊豆大島でもちょっと開けた明るい草原にわんさか飛んでいます。
先月中ごろから姿を現しこれからが最盛期です。
写真はすべて昨日撮ったものです。

まずはたくさんいるオスから。

黒くて大きめのチョウなので見たことがある人は多いと思います。
目玉模様が妖しく光ります。



正面顔はこんなです。



これは新鮮ですね。
さっき羽化したばかりかも。



こちらは別個体。
翅が欠損しています。

広い草原のあちこちから飛び立つのは黒褐色のオスばかりです。
なかなかメスが見つかりません。

探すこと30分あまり。


やっと見つけました!
前翅の蛇の目が隠れちゃってますね。
メスはオスよりも色が明るく一回りほど大きいのです。



うひゃっ!
なんて綺麗なんでしょう!
ファインダーを覗いていて、思わず息をのみました。



いますよ~。



オスに比べると翅色と蛇の目のコントラストがくっきりしていてさらに美しいです。
生き物を観察するたびに思うことですが、どうしてこんなに素晴らしい衣装を身にまとい洗練された形をしているのでしょうか。
不思議でたまりません。

大好きなジャノメチョウ。
これからしばらくは私たちを楽しませてくれるでしょう。 


                        がんま
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする