グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

キボシカミキリ

2012年07月06日 | 
去年の夏は、
ハキリバチの巣材集めをした後に残された葉を見つけて、
しばらく過ごしました。
あのハチは葉の辺縁部を丸く切り取りました。

でも、いろいろな葉に残された痕跡は、
食事の跡「食痕」が多いようです。

見出し写真から、これ↑も次↓も桑の木の葉です。

大島に自生しているのは、ハチジョウグワといって、
かなり太い大木になります。

その葉をこんな具合に食べ歩いているのは、一体だれでしょう?

葉の中ほどの柔らかそうなところだけ、
ちょこちょこっと、摘み食いした感じです。

この食べ方なら、葉や木へのダメージは少なさそうです。

いました! いました!! ↓

甲虫の仕業でした。
葉から葉へ身軽に移動する成虫の食事跡なのでした。
触覚がとても長く、ゴマダラカミキリにしては・・・紋が黄色?


同じクワの葉を食べるゴマダラカミキリより、
一回り小さい感じです。

今までも、いたのに見過ごしてたのか?
今年は何匹も見かけます。違う個体↓

頭にも黄色い縦の紋。

ゴマダラカミキリと同じく、
生木のクワやイチジクの樹皮や葉を食べるそうです。

6つの大きな紋以外の細かな点が個体によってかなり違うみたいです。

この子↑は、エルと名付けて観察を続けることにしました。

(なるせ)
コメント
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