グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

伊豆大島 金環食

2012年05月21日 | 今日の大島
みなさ~ん!本日の天文イベントはいかがでしたか?
大島は  ん~   
こんな感じ
厚い雲に覆われて、風も少し吹いていて 気温も少し低いような一時間たら 寒い!
総合評価15%ぐらいかな  残念な結果になりました

折角日食グラスも前々から用意して待っていたのに……
昨夜の船にて朝大島に着いたお客さんも…(東海汽船は今日この為に、大島着岸の時間を変更していました)
トオシキヘリポートにて金環食を楽しみにしていたのですが、厚い雲に邪魔されてしまいました
しかし、途中かすかに雲の隙間より太陽が顔を出したので、待ちわびていたみんなのドヨメキノ声が上がりました。


朝着いた船のお客さんとは違い、前日に着いたツアーのお客様はさまざまなプログラムを組んでお迎えしていました。
トウシキのキャンプ場でテント泊(シークリフにて泊も有りましたが)歌、ダンス、クラフト、手品他さまざま(もちろん金環食を見る事も)
他、 “アドベンチャーツアー”は5つのコースに分かれて 大島をさまざま形で見て頂くツアーでした。その中の1つを担当させていただきました。
行き先は三原山
一緒に回ったみなさんです

もう1匹も!三原山より注目の的でした


いつも途中での休憩タイム
後ろ姿が渋いでしょ

今回のみなさん虫にも強く小学生の方でも女性の方も『ぎゃー』なんて声は全く無く、自分の手に乗せて観察していました。
勿論、先のトカゲちゃんかわるがわるスキンシップ(私も目いっぱい喜んでいました)
ただし、今回の三原山ツアー私の持ち時間は3時間半で往復の1時間を差し引くと正味2時間半。もっと楽しんで頂きたかった。又、ゆっくり来てくださいね

本番?金環食は朝5時過ぎに裏砂漠へと出発しましたが山の方向は少し霧も掛かって居たようでどうなったでしょうか?   (しま)

※次回6月6日に太陽を金星が通過するのを見る事が出来ると言います。今回活躍が出来なかった日食グラス 次に活躍できるといいな! 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジオパーク国際ユネスコ会議IN島原

2012年05月20日 | 火山・ジオパーク
5月12~15日に島原で開催された、ジオパーク国際ユネスコ会議の報告です。大会中は、講演、フォーラム、ツアー(巡検)、ブース出展、ポスター発表、食のイベントなど様々なプログラムが行われました。

地元新聞に載ったという参加者数は、31カ国593名だったそうです。

「ジオパークと観光」のフォーラムでは、約500人が参加。
私も参加していましたが、パネラーの皆さんの意見がとても面白かったです。

印象に残ったものの一つが香港ジオパークの看板です。2010年にアンケートをとった結果、人が看板を読む平均時間は1~2分、表題に比較的関心が行く、図や写真がある方が理解しやすい…などの結果が出て、こんな看板を作ったそうです。

内容は、ジオパークのロゴ、簡潔で面白い表題、トピックの特徴に関する簡単な説明、図表を用いて特徴を説明、特徴が良くわかるような写真、ジオトレイルとトレイルに設置された看板の場所を示す図、現在地、で構成されています。今後の看板作りの参考になりそうですね~。

ポスター発表会場は100前後(ちゃんと数えてきませんでした(^_^;))のポスターが貼られ、高校生や中学生の発表が人気でした。

英語でコミュニケーションをとる、伊豆総合高校の生徒さん達です。
頑張っていましたよ~。

ちなみに伊豆大島は、火山博物館を探検しよう!というクイズを発表しました。

学校の先生方と一緒に作成した、できたてほやほやのクイズです。
(これから、これをたたき台に改善していく予定)

ポスター会場には、こんな力作もありました。

見とれました~(^O^)

オブジェも!


野外は各地のゆるキャラが集合したり、屋台が出たり、様々なイベントが行われたりの楽しい雰囲気でした。


そしてツアー(巡検・335名)です。
いくつかのコースの中から私は平成噴火を中心に見てまわるコースに参加しました。

島原は220年前の山崩れ(眉山という山が崩れ、土砂が海まで達して巨大津波がおこり、約1万5千人の人が亡くなった)や、平成5年合計44名の方が亡くなった大火砕流など、火山による災害を経験してきたジオパークです。

伊豆大島よりも「恐さ」が身近に感じられる火山、そしてその火山と共に生きようとする人々…。
ツアーで歩くなかで様々なことを感じました。(一言では表現できない…)

特に、ツアーの案内に様々な立場の人が関わっていることが印象的でした。
町の案内には、ボランティアガイドの方達。

英語対応のガイドさんもいました。
わき水の豊富な、火山のふもとの町が素敵でした(^。^)

噴火の様子を調べ続けた元教員の方は、噴火当時の様子を詳しく話してくださいました。

その方の熱い語りに、皆さん引きこまれているようでした。

平成新山ネイチャーセンターでは、ガイドの方が植物の説明と共に図を用いて解説。


わかりやすく伝えようとする工夫が随所に!


火砕流が流れて43名の方が亡くなった場所では、防災関係の方々が歴史とともにその後の取り組みを説明。


火砕流に伴う熱風で校舎が焼失した小学校では、新しい校舎の中で子どもたちが歓迎してくれました。

子どもたちはみんなとても可愛くて、参加者もニコニコ笑顔に!

今回のツアーで何がスゴイって、これだけ様々な立場の人が、それぞれの場面で案内をしてくれることがスゴイと思いました。ジオパークはみんなで作るもの、みんなが関わる中で学んでいくものだと思うので…。

これだけの人が関われれば、ジオパークも浸透していきますよね。
島原は、火山もジオパークもでっかいなぁと感じました。

滞在中、普賢岳に沈もうとしている夕日を見て、胸が熱くなりました。

山頂に登り、災害のあとを見たことで、普賢岳がずいぶん身近な存在になったからかもしれません。
人の力の及ばない、大きな大きな存在の火山。

それが人の暮らしの身近にあって、静かにたたずんでいる…。
しびれますね~普賢岳。

こういう恐い存在のものが身近に感じられるって、人が生物として健全でいるために必要なことのようにも思えました。

ジオパーク、楽しいです!
いつか他のジオパークも回って、地球を感じたいです。

(カナ)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

このかわいさを見よ!

2012年05月19日 | 
ウグイスのヒナです。
鳥の巣立ったばかりのこういうヒナを『巣立ちビナ』といいます。

一昨日見つけました。
車で走っていて道沿いの藪からおかしな声が聴こえてきたのでバックして戻りました。
今まで聴いたことのないミョ~な声です。
どんな生き物かさっぱり見当がつかなかったのですが鳥には違いないだろうと・・・

そーーーっと藪に近付いてみるとナニカが飛び出しました。
それもいくつかです。
ビックリ!!

最初のカットが見出し画像です。
ここで「あ、ウグイスだったんだ!」とわかりました。
それにしてもウグイスがあんな声(とても不思議な金属的な声でした)を出すなんて驚きです。
巣立ち間近なヒナ限定の声かもしれません。


↑のヒナが藪のほうに来ました。
すぐ脇が道路なのでそっちに行ったら大変だ~と思っていたのでよかったです。



こちらはもう1羽のヒナ。

さらに藪の中にいます。
ヒナはあと1羽か2羽いたようです。


道路脇のヒナです。



なんですか?
頭のポヤポヤの羽毛がたまらないかわいさです。


鳴いていますが地鳴きの「チャッ、チャッ」という声です。
私が見ている間、もうあの不思議な声は出しませんでした。


もっとズームにしてみましょう。



ガマ口があどけなさ全開です。
ヒナヒナパワー炸裂です。


ちょっと移動しました。
もうかなり飛べます。



激萌!!
このあたりでお母さんがやってきて盛んにヒナたちを呼んでいました。


その声に導かれて・・・

笹に飛び移り藪の中に消えていきました。


無事に巣立ったヒナたちにはまだまだ厳しい試練が待ち受けていることでしょう。
がんばれー!!


                          がんま

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月曜日のお天気は?

2012年05月18日 | その他
日食グラスを準備してる方って、
どのくらいいらっしゃるのでしょうね?

私は用意できなかったので、
木漏れ日を観察しようと思っています。

来週の月曜日、5月21日の朝7:30過ぎに
金環食が見られるとのことですが、
お天気が心配ですね?

日本列島の広い範囲で金環食が観察できるのは、
平安時代の1080年以来、932年ぶりだとか。

東京で金環食が見られるのは、
江戸時代の1839年以来の173年ぶり、
次に東京周辺で見られるのは300年後だと聞くと、
めったにない貴重な機会と分かります。


3年ほど前の皆既日食の時には、
飛行機から観察したり、
硫黄島沖の洋上の船で観察した方々のことが、
テレビ放映されていて感動的でしたね。
(2009年7月22日)

皆既日食の影の中にある船から見えるのは、
360度に広がる水平線が夕焼けのように
美しいオレンジ色に染まってました。

足元で縞状の影が、
さざ波のようにゆらめくシャドーバンドという現象。
大気のゆらぎが影となって見えるものらしい。


太陽・月・地球の絶妙な距離と大きさが、
美しく神秘的な現象を見せてくれます。
果たして、これは偶然のことなのでしょうか?

悠久の宇宙の中で、
この瞬間にも生きていることを
喜び感謝したいです。


てるてる坊主を作って楽しみにします!

(なるせ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海ふる主催、ジオパークツアー下見に行ってきました。

2012年05月17日 | 火山・ジオパーク
今月26日に“海のふるさと村”主催の“伊豆大島ジオパークツアー”が計画されています。
“海のふるさと村”は島の東側に位置する、キャンプ場、ロッジ、などを併設する施設です。

この機会に“海のふるさと村”周辺のジオ素材を探そうと、昨日の午後、柳場とリサーチに行ってきました。
空は快晴!

目の前の“ミミズ浜”の海岸左手には、壁一面に横縞がはいっているのが見えました。
「あそこ、どうなっているんだろうね?」ということで、さっそく行ってみることにしました。

海岸のコンクリートの隙間から、小さなクロマツが伸びていました。

まだ膝丈ぐらいの高さなのに、一人前に花をつけています。
頑張れ~!

海の中では警戒心が強くて、あまり近くで見ることができないアオブダイが打ち上がっていました。
60cmぐらいあります!

白い歯が、目だってますね。
歯磨き粉の宣伝に、出られそうです(^O^)

…とまあ、こんな感じで寄り道をしながら、壁の下までやってきました。

近づくにつれ、壁は迫力を増してきます。

「すごい~!」


そういえば伊豆大島の火山地質図の作者、川辺禎久氏が「溶岩流が何層も重なっているので、この辺りはカルデラの底だったのではないか?」と、語られていたような気が…。

ここの事なのでしょうか?
火山灰がギュッと固まったように見えるので、違う場所のかも?(今度聞いてみます)

壁の下には、四角い岩がいくつも落ちています。

白っぽい四角い岩を黒い岩にぶつけると、簡単に割れてしまいます。
(やっぱり、火山灰っぽい…)

「ずいぶんいっぱい、崩れて落ちてるね~。」

(パラパラ落ちてきたら逃げなきゃ…)

「昔、何があったの?」

岩に質問中(^_^;)

寝心地の良い、スベスベの岩も発見!

頭を載せるのにちょうどよい、枕もついてます(^^)v

壁の下で「スゴイ~!」を10回以上連発し、今度は浜の右手のリサーチに入りました。
歩きだしてすぐに目についたのが、この看板です。

「Easy Walk 歩きやすい道」という看板に誘われて、沢に降りました。

倒木をまたぎつつ…

ちょっと冒険気分になってきました!
ただ…コレって歩きやすいの?(笑)

森が溶岩流の上に乗っかっていることが、良くわかる風景。
土はずいぶん薄いのですね。

この辺りは地質図上では、西暦1684年か西暦400~600年に溶岩が流れた場所のようです。
目の前の溶岩流は、どちらの時代のものなのでしょう?

クロマツの根が溶岩の隙間を突き破り、下に向かって伸びていました。

たくまし~。

足元には、こんな形状の枯れ葉。

妙に整然と重なっていて、面白かったです。
雨が少しずつ、枯れ葉を集めたのでしょうね。

大きな岩がゴロゴロ転がっている地帯を抜けると…


ちゃんと看板がありました!


看板の向かいの壁は、こんなに真っ赤でした!

昔近くで、激しい噴火があったのでしょうか?

カルデラの中の樹海とは生えている木が違いますが、とても素敵な溶岩の森です。


溶岩を巻き込むように、根を伸ばした木…。

たくまし~!(本日2回目・笑)

沢の上に生える木に、たくさんのモリアオガエルの卵が産みつけられていました。

落差10m以上ありそうだし、沢、の水も日照りが続けば枯れてしまいそうな場所です。
こんなに高いところから、水があると信じて落ちるんだ…(^_^;)

オタマジャクシって、卵から出てきた途端に命がけの大冒険をするんですね…。
すごい~(本日10数回目・笑)

最後に…昨日の帰りがけに眺めた景色です。
小さなトンネルや、避難桟橋の一部(写真右下のコンクリート)が見えるでしょうか?

この辺りは25年前の噴火の時、スコリア(溶岩のしぶき)が降り積もり、厚い所では1m近くあったそうです。
南西の風の風下にあたるこの場所は、噴火のたびに灰や礫などの溶岩が降り積もる可能性があります。

トンネルや桟橋は噴火の時の避難用に、25年前の噴火後に作られたそうです。木やカエルと同じように、人間の暮らしも火山と共にある…山肌の小さなトンネルを見ながら、そのことを肌で感じました。

さて“海のふるさと村主催、伊豆大島ジオパークツアー”は、島外の方も参加できます。
なんと¥8,000で1泊4食、ジオパークツアー付き!
島内の方は大人¥2,000、子ども¥1,600で昼食付きです。

午前中に三原山を、午後は“海ふる周辺”を歩いて火山と、森と、海でワクワクしたいと計画中です(^O^)
皆さま、ふるってご参加ください~(^^)v

(申し込みは“海のふるさと村”04992-4-1137へ)

(カナ)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アリじゃないんだよ。

2012年05月16日 | 
暖かくなって虫たちをたくさん目にするようになりました。
虫嫌いの人には恐怖の、私にとっては楽しい季節の始まりです。
昨日はこんな虫を見つけました。





まるでアリのようですがこれはハエトリグモの仲間でアリグモというのです。

ほら。

正面顔はハエトリグモそのものです。



手に乗ってもらいました。
こんなに小さいの!
まだ幼体のメスなのかな~?



これなんかまるでアリにしか見えません。
アリグモはアリに擬態することで外敵から身を守っているという説が有力です。



雨粒を飲んでいます。
たまらないかわいさですね。


お!

ダンゴムシがやってきた!


食べるのか?と思いましたがさすがにちょっと大きすぎたようです。
そのままお互い何事もなかったかのようにやり過ごしました。
ダンゴムシは気付いてなかったかもー。


で、

これがアリ(クロヤマアリ)です。
そっくりでしょう?

オトナのオスは立派な上顎を持っていてあんまりアリっぽくありません。
出会ったらご紹介したいです。




                           がんま

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツアー報告・・・

2012年05月15日 | ツアー
三日遅れ~の♪・・・便りではなく、ツアー報告です。

先週の中日から週末に掛けて、4組のお客様と歩いてきました。

木曜日は、日頃から、”三角点巡り”を兼ねてよく山登りをすると言うご夫婦。

今にも降り出しそうな不穏な雲行きでしたが”お鉢回り”のご希望も有り
「少し速足で山頂を目指しましょう。」と歩き始めました。

さて、カルデラに入ると、ここ数週間で一気に華やいできた景色に目を奪われます。

オオシマツツジがほぼ満開です。

新緑が目に眩しい”サルトリイバラ”も、ボンボリの様な花を沢山咲かせています。


結局、いつもと変わらぬペースで山頂へ・・・ 笑

気になる空模様でしたが、無事”中央火口”を見学し下山を始めました。
しかし、もうすぐ駐車場というところでやられました。

黒い雲が外輪山に掛かりはじめたと思った途端、雷が鳴って一気に降り出しました。
事前に準備をしていたお客様は大丈夫でしたが
横着をして雨具のズボンを穿かなかった私は、下半身ずぶ濡れ・・・参りました。

下山して、多少時間が有ったので”老舗の油屋さん”に立ち寄りました。

ここでは、製油所3代目の若大将が色々と椿油にまつわる話や
油絞りの工程等を説明してくれます。お二人とも熱心に聞き入っていました。


さて翌日は、山頂から温泉ホテルへ抜けるコースを歩きました。
やはり先日同様、雲が多くすっきりしないお天気です。

三原神社に寄って雨の降らない事を祈ります。


お祈り効果でしょうか?
山頂駐車場へ戻って来た時には、こんな景色が眺められました。

何も言葉は要りませんね。(^O^) 

さて一昨日のお客様は・・・
ここ数年、ご両親の影響でよく山歩きをするというご夫婦と当のご両親
そしてコースは7時間・・・一日コースです。
若い奥様は、爬虫類が大好きでイモリ(ヤモリ?)を飼っているとの事。
スタッフの西谷と、とても気が合いそうです。笑

多少雲はありますが、気持ちの良い青空が広がりました。

三原神社にお参りし、薄皮饅頭と私が呼んでいる大岩やゴジラ岩、△山(ホルニト)等を
見て大いに盛り上がりながら、お鉢回りコースに入りました。

ここは、生きている地球を肌で感じられる場所です。

「おっ!熱い~」「この熱、何かに使えないかな~?」
地面に手をかざしながら色々な声が上がります。

グリーンに染まった山肌を背にしてランチタイムです。

カメラマンは、同じタイミングで山案内をしていた嶋田さん。
頬を撫でる風が心地よく、何時までも留まりたい気分でした。

次に目指すは”裏砂漠”です。

砂漠の入り口 ”キャニオン”
 
ここはスコリアの壁面を少し削るだけで、手が触れられない程の熱さです。
熱い蒸気が立ち昇る場所で、三原山の活きた火山を体感して頂きました。

裏砂漠を横切り、昭和27年に木星号(旅客機)が墜落した現場で
櫛形山の方へ折り返しました。
この木星号事件・・・日本初の旅客機事故で
当時は色々な噂がささやかれ、松本清張の推理小説の題材にもなりました。

広く荒涼とした裏砂漠を眼下に見下ろしながら、ザックザックと歩を進めます。


そして最後は、一種独特の雰囲気をかもしだす樹海コースへ・・・

”ゴマフボクトウ”の○○に興味深々です。(○○何か判りますか?)

帰りは”桜っ株”私の好きな”スダジイの巨大な根っこ”を見て宿へとお送りしました。
(桜っ株では、12センチ程のマムシの子供と遭遇しました。
 毒は有りますが、小さくて可愛かったです。車にカメラを取りに行く間
 若奥様に靴で押さえてもらいました。ご協力、ありがとうございました。)

さぁ、そして・・・夜はナイトウォーキングです。
早朝船で6時に着いたというのに、元気いっぱいのお嬢さんお二人。

満天の星空に大喜び!流れ星も3回見る事ができました。 

そして、移動中は3度もキョンが出現。
海沿いでは潮騒を聞きながら砂浜に寝転び、此処でも星三昧。
最後は、水辺で幻想的な光を発する”夜光虫”を楽しんで頂きました。

時期的に生物の出は少なかったのですが
天候に恵まれたので、伊豆半島や元町の”豪華夜景”(笑)も楽しめました。

普段都会では経験できない”暗闇体験”も中々楽しいですよ。(By ギバ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サルトリイバラ(山帰来)

2012年05月14日 | 植物
裏側ですが柏の葉です
大島には自生していないようで これは公園に植えられていたものです。
五月五日に食べる柏餅はこの葉で包んだものです
しかし、大島で言う柏餅はサルトリイバラの葉で包む『かしゃんば』で、昔から冠婚葬祭に作り(島内のお菓子屋さんでも買えます)食べられています。

全国的に見てみると 西日本がサルトリイバラ、東日本が柏葉ですが、例外も有り 又場所によりどちらも有る地域も有るそうです。大島だって東日本なのにサルトリイバラ。九州でも柏葉も有ります。特に現代では冷凍技術、輸送時間等が良くなっているので地域差が少なくなっているかもしれませんね。

サルトリイバラも柏葉もそれぞれ良い香りがして甲乙つけがたいと思います(ゴク)

去年かしゃんばの作り方を教えてもらったので、山歩きをしているついでにサルトリイバラを捜しますがまだまだ小さい葉なので『一口かしゃんば』しか出来そうに有りません
私の希望の大きさになるまで ちょっとお預け!
そう言えば10日前の節句時食べた葉は大きかったので去年の物を保存しておいた物なのでしょうね?

4日に山歩きをした時にサルトリイバラにズボンを破られてしまいました。トゲの無い物も多いのですがたまたま立派なトゲに絡まれたようでした。そう言えば何処かでは“いばら餅”なんて別名があると聞いたことが有ります。(しま)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジオパーク国際ユネスコ会議・その1

2012年05月13日 | 火山・ジオパーク
ジオパークユネスコ国際会議出席中です。

大会参加者数は約600名。
毎日5箇所の会場に分かれて、さまざまな講演やディスカッションが行われています。

大会の様子はまた帰ってからゆっくり報告するとして・・・

少しだけ、一昨日の雲仙岳登山の報告を・・・。
”日本で一番新しい山”平成新山に一番近づける、新しいルートを歩いてきました。

地下から上がって来た溶岩が、少しずつ盛り上がって、お餅のように膨れた溶岩ドーム。
ここでランチを食べました。

20数年前はなかった場所に、こんな大きな山が出来るのですから・・・
地球って常に変化しているということを肌でかんじますねぇ。


普賢岳山頂。

最高のお天気で総会…あ、違った爽快です!

ジオパークソングを聞かせてくれる参加者の方たち。

耳で楽しむジオパークも良いですよね!

自然に回復した森林には、モミの巨木も生えていました。


山が崩れたときに上から転がってきたのではないかと思われる大きな石を土台に、木が根を張っていました。

今は緑のこの森も、また火砕流や山崩れに巻き込まれ、1からやり直しになる日がくるのでしょう。

伊豆大島とは、火山のタイプも災害の起こり方も、生きている植物も違いますけれど、そこで語れる大きな物語は、共通しているようにかんじました。

本当は、色々報告したいのですが、じつはこれから呑みに行ってきます。
全国のジオを愛する方々と語ってきます。

また、報告しますね~。

(カナ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メジロ

2012年05月12日 | 
新緑の中でメジロが食べ物を探していました。
今の時期はたくさんの虫が出てきてそれを獲っています。
数羽の群を観察してみました。



オオバエゴノキに。


モフモフのお尻~。


お、この子は大物ゲットです。





ヤブツバキに付いていたなんかシャクガの幼虫ですね。
食べるのにちょっと苦労していました。



「なんかいないかな~?」


タブノキで。














このあと隣のオオシマザクラに移動していきました。

メジロはたくさんいてとても可愛らしくいつまで見ていても飽きません。
さえずりもあちこちから聴こえてきます。
日の出の大合唱は素晴らしいですよ~。


                        がんま

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする