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高齢者に粗暴犯が増加

2007-12-27 10:55:03 | 雑感
高齢者の粗暴犯が増えているという。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20071226_8
岩手日報web版によると岩手県内では1992年当時は年間1人であったのが97年には3人、2002年には5人、今年は11月末までに23人と増加。
事件例は「携帯電話販売会社の店頭に設置してある無料飲料をたびたび飲んでいたのを経営者に注意されその顔を殴った」「草刈りをしていた人に言いがかりをつけてコンクリート片を投げてけがを負わせた」「自宅前で知り合いが煙草を吸っていいるのを注意、顔を殴った」など。
記事には犯罪心理学の教授のコメントが掲載されている「社会の中で比較的自由な立場である半面、独り暮らしが増え、経済面などで将来への不安も少なくない。青年期とまた違った意味で、いらだちを抱えているケースが想定され、それを踏まえた対応策が必要だろう」と指摘されている。

こうした現象は全国的なことなのだろうか、高齢者が世間からそれなりに尊敬と敬意を払われないことの実感が背景にあり、さらに将来への不安とかのいらだちがちょっとした人間関係のもつれが契機になって粗暴な行為につながるのかもしれない。
こうした高齢者の粗暴犯の増加という現象は介護だけが高齢者の問題ではないことを表しているような気がする。
高齢者自身も認識を改めることが求められようが周囲も言葉使いや態度を考え対応することが求められよう。
同世代と同じ口調で高齢者に話しかけることがいいのか、あらたまった言い方がいいのか。
人間として尊重するという態度がありその気持ちから発する言葉であるならばそれほど話しかけられた高齢者もいやな気持ちにはならないだろう。
いまわれわれの世界は変動している、元気なしかし別の問題を抱えている高齢者の出現という新しい事態に遭遇していることを認識する必要があるのだろう。

高齢問題、高齢社会とはこういうことを指すのかもしれない。

当ブログの更新は27日(金)までの予定です。新年は4日から更新します。
では、皆様、よい年をお迎えください。
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