nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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活力は自助と創意から

2007-12-28 10:05:12 | 経営
日経19面に「大機小機」というコラムがある、そのコラム26日に地方格差を取り上げて地方に問題があるのではないと指摘している。
その文章のなか「自らの競争力を顧みず、格差是正を当然の権利のように求めてくるのは、虫がいいだけでなく、グローバル化という台風に『進路を変えろ』と言っているようで、まるで現実味がない」「疲弊しているのは地方そのものではなく、十年一日、親方日の丸で暮らす人々ではないか」と。
さらに「活力は自助と創意からしか生まれない」と結んでいる。

介護業界は親方日の丸の産業、そのなかでの意識はどうしても官庁の考えが中心になってしまう。
しかし、官庁は考えはわれわれがとらえている見方とはことなくところを見ているんだろうか。
制度自体に地域に応じたサービスを行える仕組みになっているのでこれほど地域でサービスの内容に差のある制度はない。言い換えれば地域の特性を発揮できるし、市町村レベルで制度設計をおこなうことを是認しているわけで、このところの意味することを考えると、今後の国政の在り方や地方権限の在り方敷いては道州制へつながる道すらうかがわせる。

そのような性格を持っている介護保険制度の中で事業を行っている事業者はやはりそれなりの考えを持たざるを得ないだろう。
制度で規定しているのは骨格と原理原則で細目には大いに工夫の余地が残されている。というより工夫を求めているように見える。

論点を変えると
この制度が制定、施行されてから6、7年にしか過ぎない。そのような制度の運用が日本の社会の中に溶け込むには時間的にいっても経験からしてもこれからの実用を得なければならないのではないかと思う。
当社のかかわりでみると居宅介護支援などこの制度で初めて現れてきた事業で、以前に参考となるモデルがあるわけではない。
1つ1つ作り上げていく作業が日本の社会で定着していく方法であろうし、その作業なくしては実効は得られない。

いまある姿に安住することなく次のこと、次のことととらえていくことが必要だと思う。
また、苦労するのかという思いではなく、とにかく次へという気持ちを持ちたい。その時には周りの支持、支えが得られることと思う。

こんなことを考えた1年であり、来年に向かう気持ちです。
では、とりあえず、更新は本日まで、再開は1月4日予定です。
よいお年を。
コメント
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