2009年8月の記録

私的スケジュール帳、「予定と振り返り」のコーナーです。少し遅くなりましたが、先月中に見た展示をリストアップしてみました。

展覧会

「江戸の幟旗」 渋谷区立松濤美術館
「版画がつくる 驚異の部屋へようこそ!展」 町田市立国際版画美術館
「花・華 - 日本・東洋美術に咲いた花 - 」 大倉集古館
「美しきアジアの玉手箱」 サントリー美術館
「染付 - 藍が彩るアジアの器」 東京国立博物館
「竹久夢二展」 新宿高島屋
「伊勢神宮と神々の美術」 東京国立博物館
「道教の美術 TAOISM ART」 三井記念美術館
「ビュフェとアナベル - 愛と美の軌跡」 そごう美術館
「ユーラシアの風 新羅へ」 古代オリエント博物館
「団・DANS Exhibition No.5 真夏の夢 - 椿山荘」 椿山荘
「細密画家 プチファーブル 熊田千佳慕展」 松屋銀座
「栄光のオランダ絵画展 - レンブラント、ゴッホ、そして現在 - 」 ホテルオークラ東京
「『骨』展」 21_21 DESIGN SIGHT
「メキシコ20世紀絵画展」 世田谷美術館
「生誕150年 ルネ・ラリック」 国立新美術館
「ジョルジュ・ビゴー展 - 碧眼の浮世絵師が斬る明治」 東京都写真美術館
「彫刻 労働と不意打ち」 東京藝術大学大学美術館陳列館
「牧島如鳩展 - 神と仏の場所 - 」 三鷹市美術ギャラリー
「かたちは、うつる - 国立西洋美術館所蔵版画展 - 」 国立西洋美術館
「混沌から躍り出る星たち 2009」 スパイラルガーデン

ギャラリー

「elements - 秋山 泉・玉利 美里 二人展」 日本橋高島屋美術画廊X
「青木淳 - 夏休みの植物群」 TARO NASU
「都市的知覚」 TWS本郷
「山田純嗣 - The Pure Land - 」 不忍画廊
「変成態 - リアルな現代の物質性 Vol.3 泉孝昭x上村卓大」 ギャラリーαM
「山本昌男 - 川 - 」 ミヅマアートギャラリー
「画廊からの発言 - 新世代への視点2009」 東京現代美術画廊会議
「ミリアム・アイケンス + 杉田陽平」 ギャラリー・ストレンガー



8月は結局どこへも遠征出来ず、都内の美術館などを地味に廻るのみでしたが、閑散期のこの時期に、意外と充実した展示が多くて楽しめました。特に今、開催中の展示で一推しにしたいのは、松濤の幟旗展と町田の版画展です。相変わらず感想が追いついていませんが、ともに一見の価値ありの展覧会であることは間違いありません。また町田は初めての訪問でしたが、内容はもちろんのこと、予想以上の立派な箱からして驚かされるばかりでした。版画ファンとしては今後とも是非チェックしていきたいところです。

上に挙げた以外のギャラリー系の感想が殆ど書けていませんが、先月は画廊巡りに際して参考となり得そうな二点の雑誌、新書が出ました。それが「アートコレクター」と山本冬彦氏の「週末はギャラリーめぐり」(ちくま新書)です。

「アートコレクター 2009年 10月号/生活の友社」

アートコレクターではお馴染みの芸力、また私の画廊巡りの指針である幕内氏のex-chamber museum及びmemoをはじめ、日頃お世話になっているアルファブロガーのTakさんによる「弐代目・青い日記帳」などが紹介されています。(また恥ずかしながら拙ブログも簡単に加えていただきました。ありがとうございます。)折角なので各氏への突っ込んだインタビューが欲しかったところですが、その他、今年度下半期の展示情報なども掲載されているので、今後の予定をたてるにも役に立つ一冊となるかもしれません。

「週末はギャラリーめぐり/山本冬彦/ちくま新書」

山本氏の新書は、画廊巡りのノウハウを紹介すると言うよりも、筆者自身が一コレクターとしてどのように作家や作品と向き合っているのかを力説するものでした。内容の如何はともあれ、徹底した「買う」という視点から見るアートが、一体どうしたものかを知るヒントにはなるのではないでしょうか。

予定へと続きます。
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