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◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

言葉をどう認識するか、大きすぎるテレビの影響。

2007-11-01 19:35:42 | 電子書籍(でじたる書房)
                       ハムやーん
 単語や慣用句の意味、文法、決まった言い回し、それらを正しく認識するか間違って認識するかということには偶然の要素がかなり入るのではないでしょうか。家族構成とか、親の言葉遣いとか、テレビをよく見たとか見なかったとか、いろいろな偶然があります。もちろん、学校で習うようなものは偶然というより必然、ばらばらでは困りますが、それさえも、教科書に載っていることは全員が正しく認識しているかというと、現実は、そうではありませんよね。病気やけがで長期間休んだから習っていないとか、教室にいても授業は聞いていないとか、正しく認識する機会を逃してしまったということはみんなあるはずですし、何かの拍子で間違って認識してそのまま覚えてしまったということもあります。
 いろいろ間違って覚えているということに気づく機会があって、直そうと真剣に思い、自分で確認して正しいものを覚える、これができれば幸いです。そうしないと、またどこかで恥をかきますからね。直せば一時の恥、知らずに過ごして直さなければ一生の恥。恥をかいて、その後どうするかというのは大事なことですが、まず、知る機会があるかないか、これもやはり偶然なのでしょうね。このブログを読んでいる皆さんも、なぜ読んでいるかというと、偶然ですよね(^0^)/ ヤッホー。
 以上、8月1日に書いた文章なのですが、先日、あるテレビ番組で、「どうか息子をお殺しにならないで」「今もあなたをお愛ししている私のために」というセリフを聞き、偶然なんて言っていていいのだろうかと疑問に思いました。影響力の大きさを考えない放送業界のひどい日本語は毎日毎日人々の耳に入っているのですから、おまけに、一般人よりもしっかり日本語教育を受けているはずの職業の人たちもろくな日本語をしゃべっていないのですから、自然な変化の域を超えて日本語がどんどんおかしくなっていくのは当然の結果です。
 それにしても、この変なセリフはおふざけ? 日本語としておかしいということが分かる人、感じる人はいいのですが、そうでない人、敬語が分かっていない人、若い人、何も考えずにこれらのおかしな日本語を脳みそに刻み込んでいる人たち・・・、これを偶然と言うのはちょっと・・・気の毒すぎます。環境が悪すぎますよぉ~<( ̄д ̄)>。
 でじたる書房は http://www.digbook.jp です。
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