僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

映画「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」~アポロ11号の月面着陸はフェイクだったのか?~

2024-07-24 17:20:20 | アート・ライブ・読書
 世の中には陰謀論やフェイクの話が多く流れており、近年ではコロナの発生原因やワクチンにICチップが入っているなどの陰謀論が渦巻いていました。
直近では某大統領候補が銃撃されたのはヤラセだったといっている人もいる反面、公式に公開されている情報が一概に正しいと言えないのも事実ではないでしょうか。

人類は宇宙人とのファーストコンタクトは済ませており、地球上のあちこちで宇宙人が暮らしている説などは夢があります。
しかし、本当に重要な機密情報や争乱の元になる情報は決して公開されることはないでしょう。
そんな中、昔からアポロ11号の月面着陸は捏造ではないのか?ハリウッドで撮影した映像ではないか?といったムーンホークス(インチキ)説があるようです。



公開されたばかりの映画「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」ではそんな陰謀論を逆手に取って奇想天外なエンターテイメントに仕上げています。
時は1969年、アメリカは宇宙開発でソ連(現ロシア)に後れを取り、ベトナム戦争は泥沼化、是が非でもアポロ計画を成功させなければいけない時期です。

政府は、PRマーケティングのプロであるケリー(スカーレット・I・ヨハンソン)を雇い、スポンサーを集めメディアを巻き込んだイメージ戦略を展開します。
そのために、月面着陸に関わるスタッフにそっくりな役者を雇って演技させたり、予算を確保するために議員の懐柔などをしていきます。
最後はアポロ計画を失敗できないニクソン大統領の側近から“月面着陸のフェイク映像を撮影する”との極秘ミッションを受けるという難題に臨みます。



映画の内容は見てのお楽しみになりますが、この映画は予告動画を見た時に是非見に行きたいと思わせる仕掛けがありますね。

・予告動画にT.レックスのゲット・イット・オン のギターリフが流れて煽られる。
・NASAの発射責任者のコール(チャニング・テイタム)が着ている黄色いセーターが「宇宙大作戦(スター・トレック)」のジェームズ・T・カークを連想させる。
・同じく青いセーターはMrスポックを連想させ、トレッカーのハートをくすぐります。
・ジャズのスタンダード・ナンバー「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」は、クリント・イーストウッドの映画「スペース カウボーイ」エンディングでも流れる曲。
 (月に到達した宇宙服姿のトミー・リー・ジョーンズの後ろでフライ・ミー・トゥー・ザ・ムーンが流れ、アポロ11号の月面着陸の映像と思わず対比してしまう。)
・劇中のセリフで“キューブリック監督に任せればよかった。”とスタンリー・キューブリックの名を出して嘆くシーンが出てくる。
 (世界中に流れた当時の月面着陸の映像はキューブリックが撮ったという都市伝説がある)

映画を見る前にいろいろと思いを巡らせ、いい意味で想像を裏切られるのは楽しい事です。



アポロ11号の月面着陸は、陰謀論だの嘘だのフェイクだと散々言われながらも、映画ではNASAの全面的協力を得て撮られたそうです。
月面着陸を成し遂げるまで、政治的・経済的な問題と技術課題を克服しながらも、映画自体はラブ・ストリーになっているのがアメリカ映画らしい。

この日、観客は座席数102席に対して当方も含めて6人。
しかも隅の席にみなさん座られていましたので、ほぼ当方の貸し切り状態で映画鑑賞出来ました。
やはり映画は、映画館の大きな画面・大きな音響で見ると“映画を見た感”が高まって楽しい時間を過ごせますね。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ハッチョウトンボをパチリ!... | トップ | 琵琶湖岸のハスの群生地~延... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アート・ライブ・読書」カテゴリの最新記事