僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

長浜盆梅展で観光気分に浸る!

2014-03-09 16:23:23 | 花と蝶とトンボと昆虫
 慶雲館で開催されている長浜盆梅展を見に行くのは、毎年の家族の恒例行事になっています。
ひとつは毎年招待券をもらってるのが大きいが、もう一つは地元民であることを忘れて観光客気分を楽しむことであります。



俗に“梅は2分咲き、桜は8分咲き”が一番見頃と言われますが、満開の梅もあれば蕾の梅もありといったところ。
ボランティア・ガイドさんの説明では、受粉のためにミツバチなどを寄せるのは“香りで寄せるのが白梅”で“色で寄せるのは紅梅”ということだそうです。



ガイドさんの説明に付いての見学中に、見学者の中によほど梅に興味があるのか次々と質問をされている方が居られました。
やり取りを聴いているだけで少しは梅のことが知れたような気も致します。



しかし呆れるのは、とにかく写真ばかり撮っている人。
そんなに写真ばっか撮ってたら鑑賞する間がないんじゃない?なんて思いますがね...。



ところで盆梅展の中にはお茶席がありますので、お茶と和菓子でちょっと一服するのもここの楽しみのひとつ。
ここで出される和菓子は売店で売ってあり、昨年は売り切れだったが今年は購入。←観光客化してる!

 少し変わった花の梅なども展示されていますが、これはそのひとつ。



おまけは明治天皇が来訪された部屋の襖絵に書かれた鶴の図柄。
マナヅルかと思いますが、そういえば今年は滋賀にツルの飛来がなかったな。



野の梅もチラチラを咲き始め、ウグイスが鳴き出したことを思うと“もう春なんやねぇ~”と実感しますね。


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横尾忠則現代美術館~隣の王子動物園!~

2014-03-07 21:23:55 | アート・ライブ・読書
 横尾忠則現代美術館へ絵画展とあがた森魚ライブへ行きましたが、席の確保からライブの開演まで4時間ありました。
楽しみにしていた横尾忠則展とはいっても、さすがに4時間も絵を見続け別世界から帰ってこれなくなると困りますので、余った時間で隣の王子動物園を散歩してきました。

小さな子供を連れた家族連れに混じって、おっさん一人で動物園にいるのも何やら奇妙な時間でもありましたけどね...。
散歩しながら適当に写真を撮ってみたのでUPしますが、この動物園にはパンダが居たんやね。知らんかった。



愛嬌のある動物や鳥もいたんだけど、獣系だけパチリです。
ジャガーが吠えとるわ。



虎はあっちこっちとウロウロするので撮りにくいが、こんなのに野生で出会ったら恐怖やね。



日本じゃタイガーやジャガーには会うことはありませんが、熊なら分かりませんね。
まぁ本州では出会ったとしてもツキノワグマですけどね。



ゴリラは何やら食べている様子でした。見かけは怖いがやさしい性質なんだそうですよ。



さて最後は野生では遠く離れた距離でしか姿を見たことしかないオジロワシ。
この距離で見ると、その大きさに驚きますね。



ということで駆け足で巡った王子動物園でしたが、そろそろライブの開演時間が近い。
横尾忠則現代美術館へ戻ろう。すぐ隣だけどね。

 おまけは阪急電車の高架下のZOOの壁画をパチリ!



まさか動物園に立ち寄ることになろうとは思いもよらず...だったんだけどね!


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横尾忠則の「昭和NIPPON」―反復・連鎖・転移~横尾忠則現代美術館~

2014-03-04 19:30:30 | アート・ライブ・読書
 横尾忠則現代美術館で“あがた森魚ライブ”の席を確保したのは、午前10時過ぎのこと。
14:00開演のライブまでは時間はたっぷりあるので、もうひとつの目的である展示会『「昭和NIPPON」―反復・連鎖・転移』を見る。



横尾忠則さんって方は画家であり、デザイナーであり、執筆家でもあり、写真家でもあり、宇宙人でもあり?、霊的な人でもある。
要するに存在そのものがアートってことか...。←陳腐な表現しか思いつかず。

展示会の中で特に刺戟的だったものについて書きますが、絵については購入した図録から切り出しています。
最初の展示スペースにあった『懐かしい霊魂の会合』



“心霊的交流”のスペースにあった絵はどれを見ても背筋が凍りつく。
これは完成した絵の上に人物写真がコラージュしてあるのだが、知り合いや家族で死んだ人の写真なんでしょうか。亡くなられた方かとも思われる人物のイラストと名前が書き込まれている絵もありました。
思いもかけず、死生観に向き合わされてしまう。

次は“廃墟の記憶”のスペースにあった『夢の中の記憶』
子供の頃に、太平洋戦争で焼け野原になった大阪の光景が原体験なのかも知れないと思ったりしましたが、それは昭和の原風景なのかもしれない。



「絵を見るということは、見るほうが勝手に解釈してしまうこと」でもあると考えていますが、次の絵は“フクシマ...”と連想してしまった。



しかし解説を読むと『戦後』という絵。いろいろな思いを巡らせながら見た絵でした。
他には“呪われた部分”“百鬼夜行”“土俗の悲しみ”などをテーマに展示されており、昔見たことのある懐かしい絵も展示されています。

ところで、最後のスペースの“彼岸(ひがん)と此岸(しがん)”にあった3枚の絵のイマジネーションには圧倒されてしまった。一番時間をかけて見ていた。
その一つが『実験報告』。“此岸と彼岸の境界線などない”といった内容の解説文が付いている。



これまで横尾忠則さんの著作を読んだり、絵やデザインを本で見ることはありましたが、実物の大きな絵で見ると伝わってくるエナジーが違います。
機会を見つけてこういう場所にもっと足を運ぶべきやね!と改めて思った日となる。

 おまけは阪急電車の高架下の壁に誰かが書いた絵をパチリ!



この界隈には美術館や文学館などが立ち並ぶ“Museum road”ですからこういう壁画もあるのでしょうね。  


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横尾忠則現代美術館~あがた森魚ライブ!~

2014-03-01 21:50:15 | アート・ライブ・読書
 やっと今日という日がやってきました!
神戸にある横尾忠則現代美術館であったイベントの“あがた森魚ライブ!”

横尾忠則現代美術館では“「昭和NIPPON」―反復・連鎖・転移”の展示会が開催されており、10代の頃から憧れた横尾忠則の絵とあがた森魚のステージが両方見られるこの幸運!
しかし、あがた森魚のライブは先着順でしたので“満員だったらどうしよう?”と不安な気持ちを持ちながら、開館に間に合うよう朝から高速を飛ばして行ったのでした。



到着した時には既に10数名の方が並んでおられましたが、ステージの配置を見てベストな席をゲット!
席を確保したあとは横尾忠則展を見ましたが、その話は別の機会に...。

さてライブが始まり、当方のすぐ横を通ってステージに向かうあがたさん。
随分と年をとられたようにも思ったが、それもそのはず、前にライブを見たのは当方が高校生の頃。
田舎の高校生だったが、京都のライブハウスまで見に行ったんだよな。こっちもおっさんになってるんだから年を取られたのは当たり前やね。



さてライブは撮影禁止ですのでセットリストを書きます。曲を間違ってたらゴメンです。
1曲目は“僕は天使ぢゃないよ ”。客席に入って生ギター生声です。

2曲目は“冬のサナトリウム~サルビアの花”のメドレー。
この曲が始まっていきなり泣きそうになった。涙が頬を流れたりすると恥ずかしいから、そっと指で涙を拭う。
サルビアの花の歌詞は、♪扉を開けて出てきた君は偽りの花束♪でなく♪偽りの花嫁♪の早川義夫原作バージョン。

3曲目は“俺の知らない内田裕也は俺の知ってる宇宙の夕焼け ”
4曲目からは昨年末に他界された大滝詠一さんの曲をトリビュートで。



曲間のトークでは、瀬戸内 寂聴さんの話から横尾忠則さんの話になり、稲垣足穂の話になる。
稲垣足穂は『一千一秒物語』や『彌勒』を書いた作家ですが、当時は“タルホを読まない奴なんて...”なんて感覚だったかもしれないな。

5曲目は“いとしの第六惑星”。
今度は大泣きしそうになってしまう。曲も素晴らしいけど、歌が凄い!

6曲目が“赤色エレジー”で、ラストはノーチラス艦長ネモの話から始まって“佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど”で終わる。



アンコールは2曲で共に新曲。
ほんと感動的ないいライブでした。客層は70年代からのコアなファンも多く、来ている人はみんな“あがた森魚”が好きな人ばかり。


ところでこんな素晴らしいアーティストに失礼ではありますが、当方の曲にリンク!
遥か昔の10代の頃に、あがたさんの音楽に影響を受けて作った曲です。ヘタクソライブでもやったんだけど、あがたさんみたいな音楽をやりたかったな。
アレンジは随分変えましたけど“ファンタジアGO!”と“PASSION”。
お暇な方、よろしかったらどうぞ。


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