バイクの紹介

3台のうち2台を。だいぶ前の写真で、2台とも履いてるタイヤが今と違う。



手前の白いのが、スズキSX125R 1991モデル。
車体はフルサイズだが、エンジンは124ccの単気筒で、SOHC 2バルブ、ピストンバルブ式のシングルキャブ。セルフスターターはなく、キックペダルを踏んでエンジンを始動する。二人乗りもできる。と、ほぼ一人前にバイクなのだが、車両法上は「原付二種甲」ということになる。
原付とは、「原動機付自転車」の略。自転車に毛の生えたようなやつ、という扱いだ。古くは、本当に自転車に汎用エンジンを付けた「バタバタ」なんてのがあった。原チャリ、原チャなどとも呼ばれるな。
原付のうち、50cc以下が一種、50cc超90ccまでが二種乙、90cc超125ccまでが二種甲と分けられている。
ナンバーは市区町村が発行するので、市区町村名が表示される。
なんといっても維持費が安く、税金は¥1000~¥1600(自治体により異なることがある)と安く、自賠責も60ヶ月掛けでも¥2万で釣りがくる。保険も、使用する二輪や四輪の保険に「原付特約」を、わずかな追金で付加できる。
道交法では50ccまでが原付となり、法定速度が30km/hだったり、指定された交差点では二段階右折をしなければならない、といった制約が発生するが、四輪の免許があれば運転できるバイクでもある。
51cc以上は二輪車になり、法定速度は60km/h、二段階右折もない。ただ、125cc以下は高速道路は通行できず、一部の有料道路なども通行を禁じられていることがある。しかし逆に、二輪車通行禁止の区間で、「原付を除く」とか、「125cc以下を除く」といった規制の例外で、通行できたりもする。「普通二輪 小型限定」以上の二輪免許がないと、運転できない。
かつては、二輪の51cc超250ccまでは、「中速車」として、法定速度が50km/hだった。この規制が撤廃されたのはわりと最近のことだ。


奥の青いのが、ヤマハXT400E 1991モデル。
年式が同じなのは単なる偶然で、特にこの年式に思い入れがあるわけではない。
エンジンは399ccの単気筒。SOHC 4バルブで、2ステージ2バレルのキャブが付き、セル始動が標準だ。
二輪の125cc超250ccまでは、「軽二輪」となり、車検を免除されている。重量税も購入時のみ。ナンバープレートは枠がない白板だ。
251cc以上は、二輪自動車として車検もあり、そのたびに重量税も徴収される。ナンバーには緑の枠が付く。
二輪は届出ではなく登録なので、陸事の管轄になる。車検も陸事だ。
高速も走れるし、高速の法定速度は、クルマと同じ100km/hだ。
ちょっと前まで、軽自動車と二輪車は、高速は80km/hだったし、二輪で高速の二人乗りはできなかった。規制が緩和されて、結構なことだ。
俺のXTの年式では、高速は80km/h。だから、オプションで80km/hの速度警告灯が用意されていた。実際の作動は85km/hくらいかなたぶん。俺のには付いてないけど。
そのためか、80km/hを超えると、燃費がずいぶん悪くなる。
モデルとしては、ヨーロッパへの輸出専用だったXT600Eというバイクを、車体をそのままに、エンジンだけ400ccにスケールダウンしたものだ。だから、車格の割にはライポジが大きく、俺みたいな大男でも窮屈さはあまりない。SX125Rは、車体のスリーサイズはXT400Eとほぼ同じなのだが、ライポジははるかに窮屈だ。
重さは全備重量、つまり液体類を全て満タンにして、ライダーの乗っていない状態で、170kg。今となっては、重いほうだろう。
中古で購入してから、純正オプションの荷台とキックスターターを自分で付けたので、実際はもう少し重くなっているはずだ。

SXもXTも、どちらも軽トラの荷台に載せれるが、XTを載せるときは、若干気合と注意が必要になる。狭い歩み板の上でぐらっときたら、SXは普通に支持できるが、XTはある程度以上は無理だ。コケたときも、SXはひょいと起こせるのに、XTはよっこらしょ、になる。

もう一台、ゴリラというミニバイクがあるのだが、デジタルデータになった写真がない。いずれ機会があれば、紹介しよう。
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