一応試しに。

SX125Rに付けていた、粗悪と思われるバッテリー。

新品で購入したのに、まもなくマイナス側の1セル(最小単位の2ボルト分に相当する1区画)が完全に液が失われ、10Vバッテリーと化してしまったので、保証で交換してもらったものだ。車体に取り付ける前に、補充電している。実使用時間は、10時間に満たない。
なお、俺は、バイクに乗らないときは、バッテリーのアース線を外していた。それだけで自然放電がかなり抑えられるのだ。

取り外した状態で、電圧はご覧の通り。


なんと8.3V。完全に上がってる状態だ。もちろんこいつは、12Vのバッテリーだよ。
鉛バッテリーは、1セルで2ボルトを出力する。それが1.75ボルトまで下がったら、完全放電とみていい、といわれる。
つまり、6セルの12Vバッテリーなら、10.5Vになったら「終わってる」とみていい。これを、「放電終止電圧」という。
5セルの10Vバッテリーなら、放電終止電圧が9V弱になる計算だから、また1セル死んでるのかもしれない。
充電後、電圧を測ればはっきりするだろう。

さて、液面はこのとおり。


わかりにくいな。かろうじてわかるか?
では、フェルトペンで液面をマークしてみよう。


ご覧の通り、バラバラだ。取り付け前にはUPPER LEVELに揃えていた液面が、短期間でここまでばらつくことは、通常はありえない。

なお、サイドスタンドで停めていると、バッテリーでみればマイナス側に傾く。
とはいえ、通常、セル間には仕切りがあるので、よほど横に傾けるとかしなければ、電解液が隣のセルに流入することはない。
やはり、マトモじゃないのだ。


例によって、電流をコントロールして充電してみる。
このバッテリーの充電電流は、0.4アンペアだ。
さて、どうなるか。


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