hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

パースの空と雲

2006年04月03日 | パース
4月に入り、気温24度と快適になってきた。日向に出ると日光がまだ熱いが、日陰は肌寒いくらいだ。秋の空の雲が白く明るく輝いている。全天に広がる空に遠くまで連なる雲が、空の奥行きを深め、視線を地平のかなたへいざなう。日本からの旅人には、パースは空まで広く、はればれと感じられる。





今日は、Wireless Hill Parkに行った。Canning HighwayでSouth Perth、Comoと通り過ぎ、Canning Riverを渡って、Applecrossの南を過ぎ、McCALLUM Streetを入って、坂を登った高台にある。Wirelessの名前でわかるように元々無線の設備があったところで、今でもMuseumがある。展望台から360度見渡せ、Swan River沿いに居並ぶ高級住宅地も目に付くが、やはりパースのスカイラインが一番である。


  


丘を降りて、Canning Highwayの川沿いのTompkins Parkにも行ってみた。クリケットの練習場で一面に芝生が広がる。川の向こうのパースが急に近くなり、空と雲が覆いかぶさるように、のしかかってくる。雄大な自然の光景の中に、なぜこれほど人工的な高層ビルがマッチするのだろうか。





空を悠然と飛ぶ鳥を見上げながら撮ったつもりの写真が鮮やかに輝く雲の写真になっていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DST夏時間・昔話

2006年04月03日 | 昔の話
DST:Daylight Saving Timeとは夏の一定期間、時刻を繰り上げる(時計を進める)制度で、夏時間、サマータイムと呼ばれます。

日の出が早くなる夏に朝早くから仕事を始め能率をあげるために行われます。日没も遅いため、仕事が終わってからどこかに繰り出して十分遊べることから経済効果も期待できると言う話になっています。

オーストラリアの各州は導入していますが、WA(Western Australia)州だけは採用していません。州により異なる時差と、DSTで、開始日、終了日前後は混乱しないのでしょうか。
日本でも最近(年寄りの私の言う最近とは数年前のことですが)、省エネの観点から導入の議論がありました。

皆さんは日本でも昔夏時間実施していたことをご存知ですか? かなり年寄りだとばれてしまいますが、確か昭和23年ごろ、2年間ぐらい導入されました。当時、多くの家庭では居間に柱時計があって、夏時間開始の日には1時間針を進めました。
そういえば、時計はゼンマイ時計でネジを巻かないとすぐ止まってしまいました。家族の誰かが、ふと時計を見て、「あ!時計が止まっている」と言うと、踏み台を持ってきてネジを巻くのが私の役割でした。当時は日本でも、時間をあまり気にしない、オーストラリアなみの生活をしていたと言うことです。

手帳のスケジュールの合間を探る生活を引退し、ほとんどの義務、しがらみから開放され圧倒的な自由時間を過ごすオーストラリアでロングステイする身としては、せめて少ない約束時間は日本人らしくきちんと守りながらも、時間に追われない、なるべく予定にしばられない生活を楽しみたいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする