hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

Pembertonの3つの国立公園

2006年04月19日 | 西オーストラリアWA州
ユーカリの一種で大木となるKarriの森をドライブできるPembertonを囲む3つの国立公園がある。Big Brook Damでピクニックし、60mのGloucester Treeに登り、Beedelupの滝を吊橋で渡り、Warren River沿いのKarriの大木の間をドライブすることができる。


Beedelup National Park

         


Beedelup National ParkはPembertonの北西15kmほどで、Beedelup川の周りにある。その名はsleepという意味のアボリジニの言葉からきている。ここはmarriとjarrahが混じったkarriの深い森で、100m差のあるBeedelup Fallはとくに冬と春に水量が増す。つり橋のある歩道は静かで良く整備されている。


   

最初、蛇注意のマークかと思ったものは道標であった。Karri Valley Resortまで歩いても1時間で戻れる。


Warren National Park

Pembertonの南西10kmほどのところにあり、Warren Riverの谷に沿った未開拓のkarriの重厚な森がある。川に沿って西側からの一方通行の道は、Heartbreak Trail と呼ばれ、あるところでは水面に、またあるところでは高くなる。急勾配で川へ下りる道は、山火事の消化隊が早く川に下りられるように人手で作られた。湿っているときは、牽引車やトレイラーはお勧めできない。


         

見所は、karriの林の中を曲がりくねるドライブ、Warren Lookoutから見下ろすWarren River や、倒木が趣きを増すMaiden bushである。Old Vasse Roadに戻ると、1988年にオーストラリア二百年記念の一環として鉄棒が打ち込まれ、作られたBicentennial Treeがある。


Big Brook Dam


      

Pembertonの北、3kmほどのところにある。森は1920年代に切り出され、蒸気機関車の火花から山火事になりPemberton製材所での丸太製造のために1930年代までに、karri の約2000ヘクタールが伐採され、その後、再生された若い森である。森の中心には、1986年にPembertonへの水供給量の増加のためと、鱒の孵化場のために作られたBig Brook Dam がある。Big Brook Damの手前すぐにWineryがあり食事ができる。

Gloucester National Park
Pembertonから東に3kmのところにあり、58mの高さ頂上まで登れる巨木Gloucester Treeを中心とする国立公園である。「Pembertonで巨木に登る」に書いたので省略する。公園の南には、Cascadesもあるが、これも「PembertonでTramに乗る」で触れた。
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PembertonでTramに乗る

2006年04月19日 | 西オーストラリアWA州



Pembertonからの観光列車には、Tramsと蒸気機関車Steam Trainsがあり、いずれもPemberton railway stationから出る。駅といっても町のメインストリートの裏道にある草の生えた原っぱにある小屋であり、駅にある時刻表は写真のように可愛いもので、この日は週日で運行はTramのみだった。





Steam Trainsは、週末と、イースターから11月9日までの学校が休みの日のみの運行である。美しい森と牧場を通り、Eastbrookまでの11km、1時間45分の往復コースと、さらに先のLyallまで行く10km、3時間の往復コースがある。夏にはディーゼルを連結し材木をLyallまで運ぶ。駅や運転手に言えば運転もさせてくれるようだ。大人、Eastbrookまで$21、Lyallまで$28。





私達はKarri, MarriやJarrahの森を走るWarren River BridgeまでのTramに乗った。Tramといっても町を走るタイヤのTramでなく、レールの上を走る電車である。森の木々の中をときどき葉にあたりながら進む。窓にガラスはなく、ビニールがあるが、雨でもなければ巻き上げられているので、少々寒い。乗客は25人ぐらいいたが、結局1両のみでの運転となった。運転手は運転しながら、しゃべりっぱなしである。おまけに踏み切りにかかると停車して、窓から手を出して線路脇のボックスの中のスイッチを操作して踏み切りの信号機をカンカンカンと鳴らしてから踏み切りに入る。





このTramsコースは、6つの橋を渡り、Cascades(ここでは地名だが、小さな連続する滝のこと)で止まり、10分ほど降りて散策する。さらに進み、Warren River Bridgeで止まり、10分ほど周回コースを歩き、根元が空洞になった巨木を見て帰ってくる。10kmのコースを一時間45分で往復する。10:45amと2pmの一日2回出発で、大人$14である。
そのほか、Warren River Bridgeの先まで行き、途中森を散策し、Northcliffeでランチとなる36kmを5時間半で往復するコースもある。こちらは、第3日曜日10:15am出発だが、予約した方が良い。
いずれのコースも南に下り、春、9月、10月には森はカラフルなワイルドフラワーできらびやかになるそうである。


URL: www.pemtram.com.au

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Pembertonで巨木に登る

2006年04月19日 | 西オーストラリアWA州

WalpoleからSouth Western Highwayを北に行き、Shannon National Parkを過ぎたところでツーリングするオートバイの一隊にはさまれた。 交差点で、前のオートバイがWheatley Coast Roadに次々と左折した。看板にPembertonと見えたので、あわてて続いた。想定よりかなり長い時間走ると、前のオートバイの連中が数十人交差点のカフェで休んでいる。Northcliffeだった。遠回りになってしまったが、Pemberton Northckiffe Roadを行けばPembertonに出られるはずだ。

日本と同じくオートバイに乗っている人は中年で革ジャン、髭モジャも多い。しかし、彼らは一列縦隊で走らずかなり距離を置いて次の待ち合わせ場所までバラバラに自由に走っている。ゆるやかに曲がる両側森の片側一車線の道なので、オートバイは無理には追い抜いてこない。直線にかかったところで道の際に寄ってスピードを緩めると、一気に抜いてあっという間に見えなくなる。





Pembertonの町並みは、Brockman Street沿いに200m程に店が並ぶだけで、後は住宅街だ。


上まで登れる3本の巨木

Pemberton周辺には、上まで登れるGloucester Tree, Diamond Tree, Bicentennial Treeの3本の巨木がある。いずれも1930年代から40年代には山火事の見張り台として使用していたものだ。Gloucester Treeは町から3kmほどと近く、高さは58mある。Diamond Tree はSouth Western Highway 沿いで、Manjimupの手前7km位のところにあり、高さ52mある。Bicentennial Treeは、Warren National Parkにあり町から車で15分程度である。


   


Diamond Treeに登ろうと行った日は男女が既に登っていたが、小雨がやまずスリップの危険があるので中止した。


翌日朝早く、Gloucester Treeに行った。こちらも30代くらいの男女が途中まで登っていたが、直ぐ後を追いかけて登り始めた。





木の周りに50cmくらいの長さの鉄棒がらせん状に打ち込まれていて、それに手足をかけて登っていく。根元から数mは頭の上に金網があるが、あとはただ鉄棒だけである。朝、早いので、鉄棒が夜露に濡れていて心配になる。下を見るとただ鉄棒がぐるぐると渦巻いているだけで、さえぎるもの無くモロに地上が見える。鉄棒の間隔はオーストラリア人に合わせたのだろう、40cmくらいあって、小柄な私は左右の手足で交互に登るのはさすがに怖く、一段一段登るのでゆっくりになる。下からも登って来たが、私の上が女性で遅かったのであせることなくそのままのペースで登った。ゾクゾクする高いところが好きな私だが、下から登ってくると、最後まで登れるかどうか不安で、どうしても緊張し、鉄棒を強く握り締めてしまうので、手のひらが痛い。周りの木々がどんどん下へ移り、50mぐらいの高さになったところに休憩できる台があり一息つく。





左の写真は休憩台を上から見たものである。後もう少しと最後の数mを登り、頂上の見張り台に着く。右の写真のように見渡すすべての木が目の下にある。木に差し込まれた鉄棒だけをたよりに58m登ったご褒美にしては少し物足りない。
先に登っていた人に、Congratulationと声をかける。どこから来たのか、先に下りますかなどのやりとりがあり、彼らが先に降り始めた。降りる方が怖いかと思ったが、もはや不安感がなくどんどん降りる。

降りると数人が下で登るのを待っている。朝9時半に来て良かった。



Diamond Treeの根元にあった注意を促す看板には以下のようにあった。

・Diamond Treeの見張り台は地上から52mにある。
・湿気あるときに登ると鉄棒が滑りやすい。
・心理的に、あるいは高所恐怖症で不向きな人は登るのはやめること。
・一度に4人以上登ってはいけない。
・ゴムゾウリやサンダルでなく丈夫な履物で登ること。
・子供が登るのは適当でない。(気持ちはわかるが、子供の字を削ったあとがあった)
・あなた自身のリスクで登ってください。風が強いときは危険です。十分注意してください。もし、疑わしかったら登るのはやめてください。

 

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