パースの南南西400kmにあるAlbanyの海岸線の見事な景観を堪能した。
Albanyの町からPrincess Royal Harbourを隔てた対岸のTorndirrup National Parkの海岸線には数々の見所がある。そのいずれもが、Frenchman Bay Roadから南へ枝道を入った終点にある。Whale Worldのある東側から順に紹介する。
Salmon Holes
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何と言っても海の透明感のある藍色に呆然とし、「これが自然だ」など柄にもないことを思ってしまう。ここは鮭が冷たい水を求めて海岸近くまでやってくることから名づけられた。写真でも海岸で二人釣りをしているのが見えるだろうか。
Stony Hill
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このあたりで海を見渡せるもっとも高い地点であることから、第一次世界大戦では21mの旗竿を立て、船と交信した。第二次大戦では巨大な花崗岩でカモフラージュしたレーダー基地が設けられた。写真のように丸坊主の岩の上に、今にもころがりそうな人の背丈ほどある岩が2、3個ある。これが、レーダー基地を隠していた岩だ。ここからは360度眺められる。写真の北へ伸びるVancouver Peninsulaと、その左側に見えるAlbanyの町が識別できるだろうか。
Jimmy Newhills Harbour
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見晴台から急斜面の下の港を見下ろせる。水の色が明るく輝いている。
Blow Holes
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岩の裂け目から豪快に吹き上げる水しぶきが見られる。Blowholes Roadの終点の駐車場に看板に以下のような趣旨が書いてある。
「Blow Holesは今日は吹き上げているか?」とあり、ここから800m、78段下りるので自分で以下を参考に判断して行くか、行かぬか決めてください。海のうねりが大きいなら多分吹き上げるでしょう。大きな波があれば、吹き上げるに違いありません。低気圧で前線が近づいていれば幸運なことになるでしょう。
Blow Holesの向こう側の岩の斜面は見た目よりも滑りやすく危険なので、手前で見てください。条件が良いと、3mの高さに飛沫が上がり、鯨のように空気と水しぶきの爆風を噴出します。
ここまで来て戻るわけもなく、直ぐ坂道を下ったが、帰りの登りの人の吐く息が荒い。最終地点らしきところにきたが、どこがBlow Holesなのかわからない。キョロキョロしていると、「BLOWHOLES 33m。Blowholesの回りをうろつかないこと。大きなうねりは突然やってくる。生命の危険あり」とあるプレートがあった。すこし進むと、岩の割れ目があり、その向こう側に「BLOWHOLESの表記と危険マーク」が見えた。何と言うことない割れ目を覗いていると、突然ものすごい地響きと水しぶきが吹き上げた。割れ目の近くや、向こう側に居なくて本当に良かった。
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帰りの階段で見た毛虫の行列の写真もご披露する。
日本なら危険なところは入れないように柵などするところだが、オーストラリアでは危険を具体的に示す看板があるだけで、後は自己責任で判断し行動する。
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海岸にはたいてい「COAST RISK AREA」の看板があり、「海をきれいに保つこと、突然の波やうねりに注意すること、強い風や滑りやすい岩に気をつけること、歩道からでないこと、一人で探検しないこと」とある。
GapとNatural Bridge
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Gap Roadの先端の駐車場の先を左に行くと「左がGap、右がNatural Bridge」の看板がある。 私の写真ではGapのすさまじさがわからないが、波がGapに入って来ると地響きがして波が砕け散る。岩を駆け上った波は、糸を引いて海面に戻っていき、一面の真っ白な泡を作る。危険覚悟でいくらでも岸壁の端まで近づけるのもうれしい。なにしろ25mの垂直の壁なのだから。
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Natural Bridgeは言葉通りの自然の橋で、左の方から歩いていけば、何と言うこともなく写真の橋の上に立てる。橋の幅は3mもあろうか。平らなので、怖くない。ただし、雨が降ったりしたら滑りやすく危険だ。
いずれも、花崗岩が作る自然の奇景だ。説明の看板には以下のようにあった。オーストラリア大陸と南極大陸は約45百万年に分離し、今ではオーストラリアは年に5cmづつ北へ離れていってぃる。花崗岩は深いところの地殻から溶けて上昇して作られた。水と風が岩の柔らかい部分を摩擦、侵食し、GapとNatural Bridgeが出来た。いつか将来、Gapは広くなり無くなる。Natural Bridgeは崩壊し、新しいGapになる。
Sharp Point
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Sharp Pointへ行くには、Frenchman Bay Roadから南へSharp Point Roadに入るのだが、特に標識はなく、速度80kmの看板のところを南に入る。しかも、舗装されていない細い道なのでわかりづらい。すれ違い困難なような細く曲がりくねった山道を5kmほど行くので2WDだと少々きつい。見晴台から見た遠くの波が徐々に色を変えるグラデーションが見事だ。突き出した半島のように見えるところにGap やNatural Bridgeがあるはずだ。目の前には、North Rock(右)、Green Island(左)の2つの島と、南氷洋が一望できる。
Albanyの町からPrincess Royal Harbourを隔てた対岸のTorndirrup National Parkの海岸線には数々の見所がある。そのいずれもが、Frenchman Bay Roadから南へ枝道を入った終点にある。Whale Worldのある東側から順に紹介する。
Salmon Holes
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何と言っても海の透明感のある藍色に呆然とし、「これが自然だ」など柄にもないことを思ってしまう。ここは鮭が冷たい水を求めて海岸近くまでやってくることから名づけられた。写真でも海岸で二人釣りをしているのが見えるだろうか。
Stony Hill
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このあたりで海を見渡せるもっとも高い地点であることから、第一次世界大戦では21mの旗竿を立て、船と交信した。第二次大戦では巨大な花崗岩でカモフラージュしたレーダー基地が設けられた。写真のように丸坊主の岩の上に、今にもころがりそうな人の背丈ほどある岩が2、3個ある。これが、レーダー基地を隠していた岩だ。ここからは360度眺められる。写真の北へ伸びるVancouver Peninsulaと、その左側に見えるAlbanyの町が識別できるだろうか。
Jimmy Newhills Harbour
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見晴台から急斜面の下の港を見下ろせる。水の色が明るく輝いている。
Blow Holes
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岩の裂け目から豪快に吹き上げる水しぶきが見られる。Blowholes Roadの終点の駐車場に看板に以下のような趣旨が書いてある。
「Blow Holesは今日は吹き上げているか?」とあり、ここから800m、78段下りるので自分で以下を参考に判断して行くか、行かぬか決めてください。海のうねりが大きいなら多分吹き上げるでしょう。大きな波があれば、吹き上げるに違いありません。低気圧で前線が近づいていれば幸運なことになるでしょう。
Blow Holesの向こう側の岩の斜面は見た目よりも滑りやすく危険なので、手前で見てください。条件が良いと、3mの高さに飛沫が上がり、鯨のように空気と水しぶきの爆風を噴出します。
ここまで来て戻るわけもなく、直ぐ坂道を下ったが、帰りの登りの人の吐く息が荒い。最終地点らしきところにきたが、どこがBlow Holesなのかわからない。キョロキョロしていると、「BLOWHOLES 33m。Blowholesの回りをうろつかないこと。大きなうねりは突然やってくる。生命の危険あり」とあるプレートがあった。すこし進むと、岩の割れ目があり、その向こう側に「BLOWHOLESの表記と危険マーク」が見えた。何と言うことない割れ目を覗いていると、突然ものすごい地響きと水しぶきが吹き上げた。割れ目の近くや、向こう側に居なくて本当に良かった。
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帰りの階段で見た毛虫の行列の写真もご披露する。
日本なら危険なところは入れないように柵などするところだが、オーストラリアでは危険を具体的に示す看板があるだけで、後は自己責任で判断し行動する。
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海岸にはたいてい「COAST RISK AREA」の看板があり、「海をきれいに保つこと、突然の波やうねりに注意すること、強い風や滑りやすい岩に気をつけること、歩道からでないこと、一人で探検しないこと」とある。
GapとNatural Bridge
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Gap Roadの先端の駐車場の先を左に行くと「左がGap、右がNatural Bridge」の看板がある。 私の写真ではGapのすさまじさがわからないが、波がGapに入って来ると地響きがして波が砕け散る。岩を駆け上った波は、糸を引いて海面に戻っていき、一面の真っ白な泡を作る。危険覚悟でいくらでも岸壁の端まで近づけるのもうれしい。なにしろ25mの垂直の壁なのだから。
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Natural Bridgeは言葉通りの自然の橋で、左の方から歩いていけば、何と言うこともなく写真の橋の上に立てる。橋の幅は3mもあろうか。平らなので、怖くない。ただし、雨が降ったりしたら滑りやすく危険だ。
いずれも、花崗岩が作る自然の奇景だ。説明の看板には以下のようにあった。オーストラリア大陸と南極大陸は約45百万年に分離し、今ではオーストラリアは年に5cmづつ北へ離れていってぃる。花崗岩は深いところの地殻から溶けて上昇して作られた。水と風が岩の柔らかい部分を摩擦、侵食し、GapとNatural Bridgeが出来た。いつか将来、Gapは広くなり無くなる。Natural Bridgeは崩壊し、新しいGapになる。
Sharp Point
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Sharp Pointへ行くには、Frenchman Bay Roadから南へSharp Point Roadに入るのだが、特に標識はなく、速度80kmの看板のところを南に入る。しかも、舗装されていない細い道なのでわかりづらい。すれ違い困難なような細く曲がりくねった山道を5kmほど行くので2WDだと少々きつい。見晴台から見た遠くの波が徐々に色を変えるグラデーションが見事だ。突き出した半島のように見えるところにGap やNatural Bridgeがあるはずだ。目の前には、North Rock(右)、Green Island(左)の2つの島と、南氷洋が一望できる。