hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

標語

2007年05月19日 | その他
日本のビジネスのやり方がグローバルスタンダードの名のもとに次々と否定、変更されている。ISO9000では、アングロサクソン流に少なくとも形式を整え、規則どおりの文書がないとだめと言われた。その結果、長期の信頼関係にもとづく従来の融通無碍な取引形態がギクシャクし、膨大な実質意味のない文書をつくる作業を余儀なくされた。今また米国発の会計処理方法で膨大な作業が発生しているらしい。年功序列でじっくり人を育てる人事育成法も崩壊しつつある。また、会社は株主の財産とのことで、短期の利益向上を要求されている。

しかし、乱暴に結論つければ、現実には、背伸びやジャンプしないと達成できない短期目標を掲げて、社員の尻を叩く日産のゴーン流経営法が、こまかい工夫と長期開発を地道につづけるトヨタの日本流経営に敗れたのだ。

もちろんビジネス環境の変化には対応しなければいけないが、日本人は従来からのビジネスのやり方の基本には自信を持って良いと思う。遠い先を見て腰をすえて集団合意をとり、チームプレーで集団としての力を発揮する。
抵抗勢力は団結して ガンバロー!

「青信号 みんなで渡れば 怖くない」 ???



ある工場の壁に標語が大きく書いてあった。

「俺がやらなきゃ 誰がやる」

ある日、標語の「が」の濁音を取ったやつがいた。



昔の交通標語に、「注意一瞬 怪我一生」 というのがあった。

東京などでは実際は、「注意一生 怪我一瞬」 だと言ったやつがいた。




ものぐさ標語メーカー」というソフトがあった。
以下、説明から引用する。
―――――――――――以下引用――――――――――――――
安全衛生や交通安全などの標語を簡単に作ってくれるツールです。
あらかじめよく使われる語句が上の句、中の句、下の句で登録されておりマウスで選択するだけでそれらの語句を組み合わせて標語を作ることができます。

<開発の背景>
毎年、毎年、安全標語を提出しなきゃなんないんですよねぇ…。
結構一生懸命考えて作り出した割には、毎年同じ様な標語しかできないんですよねぇ…。
どうせ、考えても同じ様なモンしかできねぇ~んだから同じ語句の組み合わせでいいや…という発想でものぐさ標語メーカーは作られました。
たまに脱力モンの標語もできてけっこう楽しい…かな?
――――――――――以上引用――――――――――――――――


実際にソフトをダウンロードして使ってみました。
説明通りの単に組合せを羅列するだけの機能です。しかし、実用にならないことはありませんが、それよりどちらかといえば、以下のヘルプの使い方の説明にあるように、笑える方にウエイトがあります。


―――――――――以下引用――――――――――――――
意味の通じないおかしな標語もできてしまいますが中にはキラッと光る標語があるはず…です?
(…っていうかほとんどが使えないんですけど…)
(…っていうかその意味のない標語がけっこう笑えるんですけど…) 

(…っていうかちゃんとした標語を作るよりも、思わず脱力しちゃう標語を探すのが好きなんスけど…)
―――――――――以上引用―――――――――――――――――


嫌なことを嫌だ、嫌だと思いながらするより、どうせやらなければならないなら、少しでも笑い飛ばしながらやるやり方は、私の好むところです。



コメント
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