hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

子どもは3歳までに親孝行を終える

2008年02月09日 | 個人的記録

我家には大量のアルバム、写真があった。このままでは、さらに年取ってからいずれある引越しにも問題となるし、引き継ぐことになる息子も困るだろうと全部デジタル化してパソコンに取り込んだ。

6年前に亡くなった母親の大正時代からの何冊かのアルバム、奥さんと私の結婚前、そして結婚後のアルバム。子どもが誕生してからはご丁寧に、将来に向けて子どもに渡すアルバムと、老後に我々で楽しむアルバムを2重に持っていた。何度かの海外旅行のアルバムも別にある。アルバムの棚の長さは2 mはあった。そのほかにも会社関係の写真など箱に放り込んだままの写真もある。
ようするに、2003年にデジカメにして一切プリントしなくなるまでの我家の全静止映像記録である。

イメージリーダを購入してこの写真をパソコンに取り込んで、アルバム、写真は一挙に捨てた。五日ほど朝から深夜までほとんど掘りごたつに座りっぱなしで、お尻が痛くて座布団を二重にするほど時間が掛かった。
JPGで取り込んで、結局総計1.2 GBほどになり、一枚250KBとして、おそらく、5千枚ほどあったと思う。

現在はパソコンのHDDに保存し、バックアップを外付けHDDにとっている。いずれ、子どもに渡すためにも、媒体に落としておきたいと思うが、いまさらCDでもないと思うし、DVDは長期保存信頼性に不安があり、実行していない。

写真を見てグループ分けし各フォルダに分類するのだが、ついつい写真に見とれてしまう。自分では年取った自覚はあまりないのだが、写真を見ると歴然だ。私はいまでもそれほど太っているわけではないのだが、若いころの写真を見ると、顔はもちろん、身体のスリムさがぜんぜん違う。そういえば、昔はウエストが74cmだったが、今は82cmだ。
奥様はほとんど変わっていません。ハイ

一番写真の枚数が多いのは、息子が2歳から4歳の頃だ。
そういえば、当時は8mmフィルムを撮っていた。たしか10分たらずしか撮れなかった。そのうちビデオ時代になり、大きなビデオデッキを担いで海外へ行ったものだった。
一枚一枚の写真を見ると、いろいろなところに出かけたこと、ちらかった部屋の様子、お気に入りのおもちゃなど楽しかったことを思い出す。大変だったことは忘れて、いや、奥様がですが、楽しいことだけ思い出す。今見ても、なにしろ可愛い。
取り込んだ写真は捨てることにしているのだが、ついついこれだけはと取って置くことになる。
この時期がわが人生最高の季節だったのだろう。

最近、息子は忙しくて帰ってくるのはほとんど午前様だ。休日も遅く起きるとすぐ飛び出して行って、話すことも少ない。奥さんは、たまに話しても逆にたしなめられたりしていて、「自分ひとりで大きくなったような顔して。女の子だったら、いろいろ話してくれるし、一緒に買物したりできるのに」と嘆いていた。

傍らで、写真をパラパラ見ていた奥様が言った。
「本当に可愛かったわね。・・・・まあ、たくさん楽しませてもらったんだからね」とニコリとした。
ほんとに、子どもは3歳までに親孝行を終える。



身の周りの整理 (1)考え方(2)本、書類、アルバム、(3)その他、(4)子どもは3歳までに親孝行を終える(アルバムの整理)

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