hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

日本橋の三井記念美術館へ

2011年06月20日 | 美術
日本橋の三井記念美術館の所蔵品展を見に行った。
本来は「特別展 ホノルル美術館所蔵『北斎展』」であったが、東日本大震災によってホノルル美術館が中止を申し入れたため、所蔵品展に変わったのだ。こんなところにも、東日本大震災の影響があった。

国の重要文化財でもある三井本館の7階にある。場所は江戸時代の越後屋跡地だ。



入口は隣接する日本橋三井タワーから入る。



左手に曲がると三井本館に入る。



エレベータはじめ内装は重厚。




入場券は入館料1,000円(70歳以上800円)。



展示室1から3とため息の出るような茶道具が並ぶ。長次郎の「重要文化財 黒楽茶碗 銘 俊寛」が展示されていて、他にも楽茶碗が多い。茶室「如庵」の壁には細筆で細かく書かれた書が一面に貼ってあり、面白い壁模様になっていた。霊元天皇の書や、「赤楽茶碗 銘 鵺」が改まった気持ちにさせる。

展示室4、5,7は絵画だ。重要文化財「日月松鶴図屏風」や、重要文化財「東福門院入内図屏風」がある。
沈南蘋(しんなんぴん)による「花鳥動物図筆」が十一幅並んでいるが、極彩色で好みではない。猫の顔がつぶれてブサイクで笑える。土佐光起の「女房三十六歌仙帖」は、細密過ぎてついそのことに目がいってしまう。

展示室6には切手が少々展示されていた。何でも30万点の収集品を所蔵しているという。

人影まばらだろうと思ったのに最終日のためか、展示品の前には必ず人がいるといった程度に混んでいた。帰り道にあった古い金庫の扉。



付属のミュージアムカフェで昼飯。うどんがなかなか上品で美味。コーヒー付きで各1030円。







美術館付属のレストランは少々高めだがきれいで美味しいところが多い。


一階に降りたら、千疋屋があった。千疋屋といえば銀座だと思っていたが、本家は「千疋屋総本店」で日本橋本店が三井タワー内にあるのだ。明治14年にのれんわけしたのが銀座千疋屋とのことだ。



マンゴー2個、26,250円をパチリ。オーストラリアでよく食べたマンゴーは確か100円ちょっとほどだと思った。向こうの知人にこの写真を送ってやろう。



この後、貨幣博物館に寄ったが、この話は次回。


コメント
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