hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

貨幣博物館へ

2011年06月21日 | 行楽
日本橋へ行ったついでに、日本銀行の付属の金融研究所に属している貨幣博物館へ寄った。



日本銀行は我が家のメインバンクなので、我々はお金を払わずに入場。ふとみると、ほかの人も払っていなかった。



パンフレットの真ん中の枝銭は、下から型に溶けた鉄を流しこみ、多数の貨幣を作る過程の産物だ。左端の紙切れは紙幣の基になった山田羽書で端数貨幣の預り証だ。
入口前のコーナーには、どでかい石の通貨や、手で持てる一億円がある。





一億円は約10kgあり、とても6億円持って走って逃げるわけにはいかない。

中に入ると、和同開珎はじめ古銭や、大判小判がぞろぞろ並んでいる。一定量の金貨や銀貨を和紙でパッケージし、額面表示・署名・封印したものを包金銀(つつみきんぎん)と言う。信用維持のため封印を崩すことは禁止され、崩すと咎を受けたという。

ずらりと並んだ紙幣の棚の前で、若い人が端の方の千円札などを見て、「あっ!これ知ってる」などと騒いでいる。そんなもの、ついおとといの紙幣だと、私は壱円や五円札をなつかしく眺める。50銭札も知っているのは何故なのか。なんだか悲しくなる。
この貨幣博物館、お金に関する意外な発見もあり、なつかしくもあり、お勧めだ。

隣の三井本館(昔の越後屋跡)から来たためもあり、どうしても、小判の束を見るたびに「越後屋、お主も悪よのう、フフフフフ」とつぶやいてしまい、奥様にTVの見過ぎと笑われる。

その越後屋、今の三越に寄る。

ロンドンのトラファルガー広場のライオンによじ登って落ちて怪我する人がときどきいると聞いたが、
このライオンなら簡単に登れそうだ。ぐっとこらえて、御用達の日本橋三越に数年ぶりに入る。



ティファニー、ルイ・ヴィトンなどを丁寧に品定めし、通り抜けて、帰宅。


コメント
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