宮崎駿の映画「風立ちぬ」を見た。
公式サイトにはこうある。
零戦の設計者堀越二郎とイタリアの先輩ジャンニ・カプローニとの同じ志を持つ者の時空をこえた友情。いくたびもの挫折をこえて少年の日の夢にむかい力を尽すふたり。・・・
この作品の題名「風立ちぬ」は堀辰雄の同名の小説に由来する。ポール・ヴァレリーの詩の一節を堀辰雄は“風立ちぬ、いざ生きめやも”と訳した。この映画は実在した堀越二郎と同時代に生きた文学者堀辰雄をごちゃまぜにして、ひとりの主人公“二郎”に仕立てている。後に神話と化したゼロ戦の誕生をたて糸に、青年技師二郎と美しい薄幸の少女菜穂子との出会い別れを横糸に、カプローニおじさんが時空を超えた彩どりをそえて、完全なフィクションとして1930年代の青春を描く、異色の作品である。
原作は、宮崎駿が『モデルグラフィックス』誌上にて発表した連載漫画。
私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)
ファンタジーの要素がほとんどなく、宮崎駿の好きな飛行機とタバコがバンバン出てくる。堀越二郎と堀辰雄の妻菜穂子を強引に結びつけた構成にはちょっと無理を感じる。
絵はきれいだし、飛行機好きな私には面白かったのだが、宮崎駿ファンにはどうだろうか? 宮崎さんは映画化するつもりはなかったのだが、宮崎さんのアニメ屋としての衰えを心配した周囲が映画化を強引に勧めたと聞いた。これが、宮崎さんの最後の作品でないことを祈る。
映画館の前をたまたま通り、開演10分前だったので、おもわず入ってしまったが、数年ぶりの映画にしては今一つ。
タバコを吸う場面が多すぎる。確かに当時はなにかというとタバコを吸っていたのだが、現在モクモクと煙があがる喫煙光景、吸い殻が山になった灰皿を見ると、わざとあんな場面をこれほど入れる必要があったのだろうかと思ってしまう。嫌煙家の私には、顔をそむけたくなる場面が多かった。
公式サイトにはこうある。
零戦の設計者堀越二郎とイタリアの先輩ジャンニ・カプローニとの同じ志を持つ者の時空をこえた友情。いくたびもの挫折をこえて少年の日の夢にむかい力を尽すふたり。・・・
この作品の題名「風立ちぬ」は堀辰雄の同名の小説に由来する。ポール・ヴァレリーの詩の一節を堀辰雄は“風立ちぬ、いざ生きめやも”と訳した。この映画は実在した堀越二郎と同時代に生きた文学者堀辰雄をごちゃまぜにして、ひとりの主人公“二郎”に仕立てている。後に神話と化したゼロ戦の誕生をたて糸に、青年技師二郎と美しい薄幸の少女菜穂子との出会い別れを横糸に、カプローニおじさんが時空を超えた彩どりをそえて、完全なフィクションとして1930年代の青春を描く、異色の作品である。
原作は、宮崎駿が『モデルグラフィックス』誌上にて発表した連載漫画。
私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)
ファンタジーの要素がほとんどなく、宮崎駿の好きな飛行機とタバコがバンバン出てくる。堀越二郎と堀辰雄の妻菜穂子を強引に結びつけた構成にはちょっと無理を感じる。
絵はきれいだし、飛行機好きな私には面白かったのだが、宮崎駿ファンにはどうだろうか? 宮崎さんは映画化するつもりはなかったのだが、宮崎さんのアニメ屋としての衰えを心配した周囲が映画化を強引に勧めたと聞いた。これが、宮崎さんの最後の作品でないことを祈る。
映画館の前をたまたま通り、開演10分前だったので、おもわず入ってしまったが、数年ぶりの映画にしては今一つ。
タバコを吸う場面が多すぎる。確かに当時はなにかというとタバコを吸っていたのだが、現在モクモクと煙があがる喫煙光景、吸い殻が山になった灰皿を見ると、わざとあんな場面をこれほど入れる必要があったのだろうかと思ってしまう。嫌煙家の私には、顔をそむけたくなる場面が多かった。