3月30日(月)、今日は一日フィレンツェの町を歩く。
Martelli通りを南へ行くと、ドゥオモ広場に出る。
右手手前が、修理中のサン・ジョヴァンニ洗礼堂。中央がドゥオモだ。
礼拝堂は覆いでおおわれているが、金細工師ギルベルティ作の「天国の門」だけは御開帳。
「花の聖母教会」と呼ばれるドゥオモは、色大理石の緑が鮮やか。
奥のオレンジ色の大きな円屋根は今でもどうやって作ったかわからないと聞いた。
良く見ると、天辺に人が登っている。
隣のジョットの鐘楼は414段の階段を登れば最上階のテラスに出られ、抜群の眺望だそうだ。あいにくこの時は眺望に興味がなく、そのまま通過した。
ジョットが第1層を手掛け、後は弟子などが仕上げたという。
そのまま、Calzaiuoli通りを南へ300mほど行って、シニョリーア広場に出る。
ヴェッキオ宮殿(市庁舎)前にはミケランジェロ29歳の作「ダヴィデ」像(レプリカ)、ドナテッロの「ユーディトとホロフェルネス」の像がある。
コジモ1世が居城としたヴェッキオ宮殿の2階には「五百人広間」があり、柱もなく見事な建築技術だ。
今年5月にミラノ万博が開催されるが、昨日まではプレゼンテーションのために入れなかった。舞台になにやら木組みが残っている。
39枚の天井のパネルにはフィレンツェの歴史が描かれている。
また、壁の巨大なフレスコ画には驚かされる。壁が乾く前にこんな大きな絵をどのように描いたのだろう。
ダンテのデスマスク。
メディチ家の使っていた部屋を眺めていると、お姫様が通った。
その後、ダンテの家の跡とダンテの恋人ベアトリーチェの教会へ行った。
多分、ベアトリーチェの墓
午後は、このSrozzi通りと直角するTornabuoni通りあたりのブラント街をぶらぶら。グッチ本店、フェラガモ本店、プラダ、アルマーニ、カルティエ、ルイ・ヴィトンなどがぞろぞろ。
恐ろしい地域を通過して、早めに中央駅近くのホテルへ帰った。
フィレンツェの街の壁で見かけた金具をご紹介。
昔、馬を止めておくための金具だという。したがって、これがあるのは、古い建物ということになる。
壁のこの穴は何?
ワインを届けるための入口だそうだ。
明日31日は、ウフィツィ美術館へ行ったが、次回に。