hiyamizu's blog

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朝井リョウ『風と共にゆとりぬ』を読む

2020年07月02日 | 読書2

 

朝井リョウ著『風と共にゆとりぬ』(文春文庫あ68-4、2020年5月10日文藝春秋発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

『桐島、部活やめるってよ』で鮮烈のデビューを飾り、『何者』で戦後最年少の直木賞受賞作家となった著者が、「ゆとり世代」の日々を描くエッセイシリーズ。雑誌・新聞連載のエッセイに加え、悶絶の痔瘻手術体験を綴った「肛門記」を収録。後日談「肛門記~Eternal~」は文庫オリジナル。ひたすら楽しいだけの読書体験をあなたに。

 

第一部 日常

小説に込めがちなメッセージや教訓を「込めず、つくらず、もちこませず」をモットーに綴ったエピソード

第二部 プロムナード

日本経済新聞に半年連載されたコラム21編+2

第三部 肛門記

切れ痔ほどメジャーな響きもない、イボ痔ほど笑いに変えられない――お尻の穴が増えちゃう病気、こと、痔瘻。発症、手術、入院、そのすべてを綴った肛門界激震の一大抒情詩。

 

初出:『別册文藝春秋』2016年9月号 - 2017年5月号

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お勧め)(最大は五つ星)

ばかばかしくて、十分笑える(本当に誉め言葉)。アホになれる人にはいいんじゃない。

第一部の4編まで読んで、若い人の悪乗りした悪ふざけにうんざりして、噂の第三部肛門記だけでもと読み始めたら、面白く、年甲斐もなく悪乗りして笑っていた。そこで、第一部に戻り読み続け、面白く読んだ。ただ、第二部は普通のエッセイが多く笑えないので、飛ばし読み。

 

朝井リョウ
1989年、岐阜県垂井町出身。
2012年春早稲田大学文化構想学部卒業。東宝の営業部員に。2016年に専業作家に。
2009年『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞受賞。現役大学生作家として注目
2009年『もういちど生まれる』が直木賞候補。
2013年、『何者』で第148回直木賞受賞、最年少男性受賞者。

2014年、『世界地図の下書き』で坪田譲治文学賞受賞

その他、『チア男子!!』『星やどりの声』、『少女は卒業しない』などを在学中に刊行。
エッセイ『学生時代にやらなくてもいい20のこと』=『時をかけるゆとり』、本作『風と共にゆとりぬ』

本作表紙裏の著者紹介の最後には、「最も憧れているプロフィール欄は、受賞歴が多すぎるあまり「受賞多数」と略されているもの。」とある。

 

 

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