一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

31年ぶりの感動

2016-10-22 23:15:49 | プライベート
今日は13時から文化放送で「ミスDJリクエストパレード~8116サタデーアップ!」があった。私はリスナーだったので楽しみではあったが、31年ぶりの同窓会に出るようなプレッシャーもあり、できれば録音をし、後でゆっくり聴きたいとも思った。が、そんな録音メディアはウチにはない。
そもそも私はラジオを持っていない。スマホでラジオが聴ける気もするがよく分からない。
裏の工場にラジオがあるので、そこで仕事をしながら聴くことにした。

ラジオを私の横に移動して、イヤホンを使う。
13時になり、千倉真理の懐かしい声とともに、あのテーマ音楽が聴こえてきた。その声は、彼女卒業の32年前とまったく変わっていなかった。
この瞬間、私の意識は31年前にタイムスリップした。勉強をする気もないのに参考書を開き、パーソナリティの言葉に耳を傾けた。その記憶は甘酸っぱく、今でも胸が締め付けられる。
当時のリスナーはみんな立派になっているだろうに、私はふつうに年を重ねただけで、定収入のチョンガーだ。ミスDJにも合わせる顔がない。
そんなわけで今回はリクエストをしないつもりでいたが、今は便利な世の中だ、千倉真理のおしゃべりとリクエスト曲を聴いているうち、私もメールを入れたくなってきた。
と、おじが仕事場に来て、型の取り付けを始めた。土曜日は休みなのだが、休みだからこそ自分のペースで仕事ができるということもある。私も手伝うべきなのだが、この場を離れるわけにはいかない。
と、今度はオヤジが事務仕事をしにきた。これではもう、平日の雰囲気である。
オレは自宅に戻り、そこで改めてラジオを聴いた。スマホからメールを出すべく文面を書いたのだが、よく考えたらPC上で文面を書いたほうがいい。
PCの前に移動して、懐かしかったです、というありきたりの文章のあと、ボーイズ・タウン・ギャングの「君の瞳に恋してる」をリクエストした。本当は「D’ont Cry」をリクエストしたかったのだが、歌手名のASIAが思い出せなかった。
送信ボタンを押して、リクエスト完了である。改めて便利な世の中になったと思うが、わざわざハガキにリクエスト曲を書いた回りくどさも、それはそれで貴い。
しばらくして仕事場に戻ると、私ひとりだけになった。これで落ち着いてラジオが聴ける。
再び31年前に戻り、私はしみじみ曲を聴く。当時の自分、その後の自分が走馬灯のようによみがえり、目頭が熱くなってきた。すべてにだらしない自分でも、少しでも充実した毎日を送ろうと、もがいていた日々もあった…。
番組は滞りなく進行し、最後のリクエスト曲までいってしまった。私の曲は流れなかったが、それでいい。2時間懐かしい曲が聴けて、とても穏やかな気持ちになった。
ミスDJが末永く続くことを祈ります。
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