フジテレビ「バイキング」に湯川博士氏が出てたのにはたまげた。ネットに情報が上がっていたので慌ててチャンネルを替えたのだが、もう話題は「AI」に変わっていて、湯川氏は一言も発せず。私は肝心なところを見落としたようだ。
昨日の新聞の夕刊に、ミスDJリクエストパレードが復活したとの記事があった。
以下はWikipediaに頼ることなく、記憶だけで記述する。
「ミスDJリクエストパレード」は文化放送で1981～85年に放送されていた歌謡番組。放送の日時は月～金の24時30分～27時00分で、パーソナリティは現役女子大生が務めていた。当時は「オールナイトフジ」を筆頭に、女子大生ブームだったのだ。
月曜日は後にフジテレビのアナウンサーとなる長野智子（註：これは記憶違い。月曜日初代は加藤ミキだった）。火曜日は川島なお美。金曜日は「ぽん太」という局のスタッフ（と記憶する）だったが、後に千倉真理が担当。「（今夜も）聴くっきゃないわよ～～ッ!!」のフレーズが流行語になった（註：千倉真理は最初、水曜日の担当だった）。
私は高校２年、16歳の時から聴き始めたと記憶する。提供の１社がCanCamの小学館で、25時、26時、27時になると、女子大生の「CanCamガール」が時報をお知らせしていた。
番組ではリスナーがリクエストした曲がかかると、そのリスナーの名前が呼ばれる。たまに呼ばれるとそれがうれしくて、私は何度もハガキを投稿するようになった。言うまでもないが、リクエストはハガキのみで、当時はインターネットはもちろん、メールなどというものはなかった。
番組では確実に名前が呼ばれる裏ワザがあり、それは「今週の一オシ曲」みたいなものが月曜日から通しで流され、この曲をリクエストすればよかった。もっともこの手はほとんど使わなかった。
ほかには毎日、パーソナリティが設定する「特集」があり、私はそちらのテーマに沿った曲をよくリクエストした。
番組では毎日10人にＴシャツが当たり、私も３着当たった。また１万円が１人に当たり、これも当たったことがある。
ただ、ハガキに何曲もリクエスト曲を書いたのはマナー違反だった。１枚１曲、が暗黙の了解だったようである。
当時は試験勉強のお供だったが、24時30分からの放送は高校生には辛く、あろうことか放送のほうに夢中になってしまい、肝心の勉強がちっともはかどらなかった。ただ、遅くまで起きていれば勉強したつもりになっていた。だから途中で眠ってしまうことも何度もあった。いまも私はバカだが、当時は輪を掛けてバカだった。
私は大学付属の高校に通っていたが、３年の秋に私の一生を左右する大事件があり、人生が一変した。私は推薦試験を受けることなく、一般の大学を目指した。それに伴い、ミスDJを聴く回数がさらに増えた。
私は水曜日の宮坂久美子（の声）のファンだった。もう受験勉強そっちのけでラジオを聴いているんだからどうしようもない。
美人の誉れ高いのは木曜日の篠山久美だったが、ラジオだから顔が分からない。でもそれがいいのだ。自分の理想の顔を造れるからである。
火曜日は斎藤慶子に代わっていたが、ハガキに彼女の似顔絵をオールカラーで描いて投稿したりした。受験勉強中にこんなことをしていたら、大学なぞ受かるわけがない。
勉強が嫌いだった私に、このスタイルは合っていなかった。私は大学をすべて落ち、浪人が決定。私の人生なんてすべてが灰色だが、高３から数年はまさに暗黒の歴史である。
その後も私は聴取を続けた。パーソナリティは月曜日に向井亜紀、火曜日に松本伊代が担当したりした。私は受験勉強をしているようで、相変わらずしていない。祖母が夜食を作ってくれたが、それが私には心苦しかった。
そんな中、放送が1985年に終了することが分かった。最終日は宮坂久美子の日だった（註：これも記憶違い。宮坂久美子は1984年に卒業。以下はこの時の記憶である）。私はラジカセにテープをセットし、涙ながらに聴いた。
最後のリクエストハガキには、これまでの特集タイトルを列記したが、それを宮坂久美子が読んでくれたのがうれしかった。
このテープは一生の宝物だ、と思ったが、肝心の録画ボタンが押されておらず、私は激しく落胆した。
そして何より残念なのは、彼女らパーソナリティに、大学合格の報告ができなかったことである。そう、私はとことん大学を落ちた。言い訳になってしまうが、高校３年時の大事件が、まだ尾を引いていた。この時の私は、生ける屍だった。この黒い歴史の中で、ミスDJだけが、一筋の光明だった。
ミスDJは数年前に特番が放送され、私も聴いた。1984年の年賀ハガキで曲をリクエストしたが、採用はされなかった。
そして今回の記事である。実は私、またミスDJが復活しないかなぁ、とつねづね思っていたのだ。
新ミスDJは10月から始まったらしい。毎週土曜日の13時～15時で、パーソナリティはあの千倉真理。声は当時と変わってないらしい。
リクエスト方法はメールでも受け付けているだろうから、当時よりは双方向性はあるはずだ。あのミスDJのテーマがまた聴けるとなれば懐かしいが、放送時間がやや中途半端なのと、当時の甘ずっぱい思い出が甦ってきて、やや聴取を躊躇する。
でも30余年前の気持ちに戻って、またリクエストハガキを出してみようか。
昨日の新聞の夕刊に、ミスDJリクエストパレードが復活したとの記事があった。
以下はWikipediaに頼ることなく、記憶だけで記述する。
「ミスDJリクエストパレード」は文化放送で1981～85年に放送されていた歌謡番組。放送の日時は月～金の24時30分～27時00分で、パーソナリティは現役女子大生が務めていた。当時は「オールナイトフジ」を筆頭に、女子大生ブームだったのだ。
月曜日は後にフジテレビのアナウンサーとなる長野智子（註：これは記憶違い。月曜日初代は加藤ミキだった）。火曜日は川島なお美。金曜日は「ぽん太」という局のスタッフ（と記憶する）だったが、後に千倉真理が担当。「（今夜も）聴くっきゃないわよ～～ッ!!」のフレーズが流行語になった（註：千倉真理は最初、水曜日の担当だった）。
私は高校２年、16歳の時から聴き始めたと記憶する。提供の１社がCanCamの小学館で、25時、26時、27時になると、女子大生の「CanCamガール」が時報をお知らせしていた。
番組ではリスナーがリクエストした曲がかかると、そのリスナーの名前が呼ばれる。たまに呼ばれるとそれがうれしくて、私は何度もハガキを投稿するようになった。言うまでもないが、リクエストはハガキのみで、当時はインターネットはもちろん、メールなどというものはなかった。
番組では確実に名前が呼ばれる裏ワザがあり、それは「今週の一オシ曲」みたいなものが月曜日から通しで流され、この曲をリクエストすればよかった。もっともこの手はほとんど使わなかった。
ほかには毎日、パーソナリティが設定する「特集」があり、私はそちらのテーマに沿った曲をよくリクエストした。
番組では毎日10人にＴシャツが当たり、私も３着当たった。また１万円が１人に当たり、これも当たったことがある。
ただ、ハガキに何曲もリクエスト曲を書いたのはマナー違反だった。１枚１曲、が暗黙の了解だったようである。
当時は試験勉強のお供だったが、24時30分からの放送は高校生には辛く、あろうことか放送のほうに夢中になってしまい、肝心の勉強がちっともはかどらなかった。ただ、遅くまで起きていれば勉強したつもりになっていた。だから途中で眠ってしまうことも何度もあった。いまも私はバカだが、当時は輪を掛けてバカだった。
私は大学付属の高校に通っていたが、３年の秋に私の一生を左右する大事件があり、人生が一変した。私は推薦試験を受けることなく、一般の大学を目指した。それに伴い、ミスDJを聴く回数がさらに増えた。
私は水曜日の宮坂久美子（の声）のファンだった。もう受験勉強そっちのけでラジオを聴いているんだからどうしようもない。
美人の誉れ高いのは木曜日の篠山久美だったが、ラジオだから顔が分からない。でもそれがいいのだ。自分の理想の顔を造れるからである。
火曜日は斎藤慶子に代わっていたが、ハガキに彼女の似顔絵をオールカラーで描いて投稿したりした。受験勉強中にこんなことをしていたら、大学なぞ受かるわけがない。
勉強が嫌いだった私に、このスタイルは合っていなかった。私は大学をすべて落ち、浪人が決定。私の人生なんてすべてが灰色だが、高３から数年はまさに暗黒の歴史である。
その後も私は聴取を続けた。パーソナリティは月曜日に向井亜紀、火曜日に松本伊代が担当したりした。私は受験勉強をしているようで、相変わらずしていない。祖母が夜食を作ってくれたが、それが私には心苦しかった。
そんな中、放送が1985年に終了することが分かった。最終日は宮坂久美子の日だった（註：これも記憶違い。宮坂久美子は1984年に卒業。以下はこの時の記憶である）。私はラジカセにテープをセットし、涙ながらに聴いた。
最後のリクエストハガキには、これまでの特集タイトルを列記したが、それを宮坂久美子が読んでくれたのがうれしかった。
このテープは一生の宝物だ、と思ったが、肝心の録画ボタンが押されておらず、私は激しく落胆した。
そして何より残念なのは、彼女らパーソナリティに、大学合格の報告ができなかったことである。そう、私はとことん大学を落ちた。言い訳になってしまうが、高校３年時の大事件が、まだ尾を引いていた。この時の私は、生ける屍だった。この黒い歴史の中で、ミスDJだけが、一筋の光明だった。
ミスDJは数年前に特番が放送され、私も聴いた。1984年の年賀ハガキで曲をリクエストしたが、採用はされなかった。
そして今回の記事である。実は私、またミスDJが復活しないかなぁ、とつねづね思っていたのだ。
新ミスDJは10月から始まったらしい。毎週土曜日の13時～15時で、パーソナリティはあの千倉真理。声は当時と変わってないらしい。
リクエスト方法はメールでも受け付けているだろうから、当時よりは双方向性はあるはずだ。あのミスDJのテーマがまた聴けるとなれば懐かしいが、放送時間がやや中途半端なのと、当時の甘ずっぱい思い出が甦ってきて、やや聴取を躊躇する。
でも30余年前の気持ちに戻って、またリクエストハガキを出してみようか。
