今年の名人戦は渡辺明名人が先勝した。しかし昨年の名人戦は挑戦者・斎藤慎太郎八段の先勝でスタートし、ブログでは「名人戦、挑戦者先勝のその後」を調べた。今年は逆の星になったので、「名人戦、名人先勝のその後」を調べてみよう。
調査対象は第2期から第79期までの74回(第4期と第5期は名人戦なし。第8期は五番勝負のためカウントせず。1977年は開催されず。第40期は第1局が持将棋だったが、便宜上第2局を第1局として数えた)。
名人が4勝0敗で防衛……7回
名人が4勝1敗で防衛……17回
名人が4勝2敗で防衛……6回
名人が4勝3敗で防衛……5回
名人が3勝4敗で敗退……2回
名人が2勝4敗で敗退……3回
名人が1勝4敗で敗退……3回
名人が先勝したのは74回中、43回(.581)。そのうち名人が防衛を決めたのは35回で、防衛率は.814となる。
ちなみに大山康晴名人は、初戦勝利の防衛率は12勝0敗の10割。中原誠名人は同6勝2敗の.750、谷川浩司名人は同2勝1敗の.667、森内俊之名人は同3勝1敗の.750、羽生善治名人は同5勝1敗の,833だった。
永世名人を獲らんとする棋士は、名人戦で初戦を取ったら、ほとんど防衛しているということだ。
今期は第1局を終わった時点で斎藤八段の旗色が相当悪いが、ジンクスを吹き飛ばすことができるか。
調査対象は第2期から第79期までの74回(第4期と第5期は名人戦なし。第8期は五番勝負のためカウントせず。1977年は開催されず。第40期は第1局が持将棋だったが、便宜上第2局を第1局として数えた)。
名人が4勝0敗で防衛……7回
名人が4勝1敗で防衛……17回
名人が4勝2敗で防衛……6回
名人が4勝3敗で防衛……5回
名人が3勝4敗で敗退……2回
名人が2勝4敗で敗退……3回
名人が1勝4敗で敗退……3回
名人が先勝したのは74回中、43回(.581)。そのうち名人が防衛を決めたのは35回で、防衛率は.814となる。
ちなみに大山康晴名人は、初戦勝利の防衛率は12勝0敗の10割。中原誠名人は同6勝2敗の.750、谷川浩司名人は同2勝1敗の.667、森内俊之名人は同3勝1敗の.750、羽生善治名人は同5勝1敗の,833だった。
永世名人を獲らんとする棋士は、名人戦で初戦を取ったら、ほとんど防衛しているということだ。
今期は第1局を終わった時点で斎藤八段の旗色が相当悪いが、ジンクスを吹き飛ばすことができるか。