こんにちは。
どうしても気になって、側スカートのボルトの“真相”を究明すべく、5冊の本の写真とにらめっこしてみました。その結果出てきた答えは、今までの予想を裏切るものでした。
相変わらず重箱をつつく記事で恐縮ですが、興味のある方はお付き合いください。
ではその真相とは・・・
以前の記事で「製造時期の遅い27形や36形はスカートのボルトが太く、縦の配列も1+2段から3段等間隔になっている」「騒音防止のスカート延長は関係ないよね」などと書きましたが、これは半分正しく、半分は間違いでした。
このようになっているのは台車周辺だけ、つまりスカート延長と大いに関係があったのです。
0系は昭和47年度の第14次車で騒音防止のため、台車部のみスカート延長が実施されたとされています。私は現車を見たことがないのですが、「鉄道ファン」2008年11月号(No.571)の30ページに写真があるので、お持ちの方は参照してください。
これは結局効果なしとのことですぐに取り止め(恐らく翌48年度から?)になるのですが、どうやらこのスカート延長に備えるために取付ボルトを太く、等間隔にしたようなのです。
形式図にはスカート延長に関する変更図(寸法記入なし)があるので、それを参考に模型化寸法を推定した結果、台車側面の53mmにわたる区間が延長区間だったことがわかりました。この改造(変更)に当たり、スカートには新たな継ぎ目が発生しています。
模型化のために起こした図面をもとに変更の様子を書き出してみました。
下側の図の赤い部分が「等間隔・太ボルト」のある区間で、破線がスカート延長部分です。赤線で示した新たな継ぎ目では新旧のボルトが隣り合い、その前後では取付けステーの位置自体も変更されているのがわかります。なおこの寸法は奇数・偶数車で共通のようです。
以上はあくまで推定でしかないのですが、長らくモヤモヤしていた疑問が解けました。
これを踏まえ、15、16形グリーン車は旧タイプの3次車として、新タイプの27、36形とは変化をつけてみることにしました。ところが・・・
15次車までは非常口が枠無しのシンプルなタイプなんだとさ・・・
せっかくプレスしたシール、くやしいけど剥がしましょうか。。(~_~)
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どうしても気になって、側スカートのボルトの“真相”を究明すべく、5冊の本の写真とにらめっこしてみました。その結果出てきた答えは、今までの予想を裏切るものでした。
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ではその真相とは・・・
以前の記事で「製造時期の遅い27形や36形はスカートのボルトが太く、縦の配列も1+2段から3段等間隔になっている」「騒音防止のスカート延長は関係ないよね」などと書きましたが、これは半分正しく、半分は間違いでした。
このようになっているのは台車周辺だけ、つまりスカート延長と大いに関係があったのです。
0系は昭和47年度の第14次車で騒音防止のため、台車部のみスカート延長が実施されたとされています。私は現車を見たことがないのですが、「鉄道ファン」2008年11月号(No.571)の30ページに写真があるので、お持ちの方は参照してください。
これは結局効果なしとのことですぐに取り止め(恐らく翌48年度から?)になるのですが、どうやらこのスカート延長に備えるために取付ボルトを太く、等間隔にしたようなのです。
形式図にはスカート延長に関する変更図(寸法記入なし)があるので、それを参考に模型化寸法を推定した結果、台車側面の53mmにわたる区間が延長区間だったことがわかりました。この改造(変更)に当たり、スカートには新たな継ぎ目が発生しています。
模型化のために起こした図面をもとに変更の様子を書き出してみました。
下側の図の赤い部分が「等間隔・太ボルト」のある区間で、破線がスカート延長部分です。赤線で示した新たな継ぎ目では新旧のボルトが隣り合い、その前後では取付けステーの位置自体も変更されているのがわかります。なおこの寸法は奇数・偶数車で共通のようです。
以上はあくまで推定でしかないのですが、長らくモヤモヤしていた疑問が解けました。
これを踏まえ、15、16形グリーン車は旧タイプの3次車として、新タイプの27、36形とは変化をつけてみることにしました。ところが・・・
15次車までは非常口が枠無しのシンプルなタイプなんだとさ・・・
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