こんばんは。
引き続き165・169系の付属編成の動力化のお話です。前回は、モハ164のDT32台車に、キハ58のDT22台車からギヤをコンバートするところまで書きました。ユニバーサルジョイント代わりの六角形をしたジョイントを、どう使うのかが課題だったわけですが、意外と簡単に解決してしまいました。キハ58から取り外したモーターについているフライホイールを思いっきり引っ張ったらはずれたのです。これさえあれば六角ジョイントが使えます。
ただし、モーター軸の直径はφ1.5mmくらいの細いもの。換装するカンモーターのφ2mm軸を入れるには、フライホイールの軸穴を拡大する必要があります。さりとて手元にあるドリル刃はφ1.8か2.0。淡い期待で、試しにφ2mmドリルで開けた真鍮板の穴に、モーター軸を挿してみたところ、けっこうきつくはまる感じだったので、軸がぶれないように注意しながらフライホイールの穴を拡大しました。
予想は的中。やや叩き込むイメージで、うまくはまりました。本当は軸を短くカットした方が振動が発生しにくいのですが、とても硬い材質なので、そのまま使ってしまいました。しかし、これがのちのち問題を発生させることに。。。
T車とM車ではボルスターの構造が違うので、キハ58(下)の必要部分を切り取ってモハ164(上)に移植します。
M車はセンターピンの位置にウォームギヤが位置しているため、球状の突起で左右から台車の回転軸を押さえ込むような構造になっています。Nゲージの延長ですね。この突起が左右バラけてしまうと調整が面倒なので、一端をつないだコの字型に切り抜き、同じ大きさにくり抜いた相手方の床板に移植しました。
床下面がツライチになるように、補強を兼ねてt1.0mmABS板を継ぎ目に重ね貼りします。
床上側は可動部分があるので部分的に補強します。床板の中央部は、ドライブシャフトの左右動を妨げない幅に、フライホイールの手前までカットしました。
モーターホルダーはt0.8mm真鍮板から自作。形は歪んでますが、L字の垂直とネジ穴の位置出しは完璧です。(笑)
組み付けるとこうなります。ドライブシャフトとモーター軸をカットせずにそのまま使ったため、モーターが反対側の台車近くまで行ってしまいました。。
モーターが車体幅いっぱいに収まっているので、集電板は左右とも前後に分割し、中間をビニールコードでつなぎました。
ウェイト兼集電板押さえの鉄板も必要な部分だけ残して4つにカット。元々は床板のツメに引っ掛けるだけで固定されていないものですが、分割して“押さえ”を失ってしまったので、それぞれ1箇所ずつφ2mmネジで床板に固定してあります。
フライホイールに当たる部分は床板を四角くカット。椅子はカットしなくて済みました。
モーターはさすがに「穴」で逃げることがぜきず、床板と椅子を前後2枚に分割しました。追い出された椅子は2組8名分です。いろいろ細工した割には、その他の部分で支障するところはなく、元の位置にパチン!パチン!と気持ちよく収まりました。
車体も問題なく元通りに組めました。窓ガラスパーツが床板留めを兼ねているので、この状態まで復元して初めて強度が出ます。改造箇所がわかるように、まだ、モーターなどは塗装していませんが、場所を取っている割には目立たないようです。車内側はグレーやクリームではなく、椅子と同じ青に塗ってしまった方が目立たないかも知れませんね。
反対側です。モハ164-818(長モト)にしました。この位置から見るとモーターはまったく目立ちません。もっとも、模型は上から見るものなので何の自慢にもなりませんが。(^^;
ところで、最初に書いた「問題」ですが、フライホイールのブレが原因で走行中に大きな振動が出てしまいました。ボール盤などないため、目見当で軸穴を拡大したのですが、手作業の悲しさ、ドリルが斜めになっていたようです。低速ではあまり気になりませんが、中・高速では車体も共鳴して大きな音と振動が出ます。
もともとカンモーターはローター径が大きく惰性回転しやすいため、フライホイールは撤去して、ユニバーサルジョイントかシリコンチューブ直結でやり直そうかと思っています。
あと、最後にひとこと。パワトラ使えばはるかに簡単じゃん!
はい、確かにそうなんですが、今回は手持ちパーツを使っていかに動力化するか、をテーマに七転八倒しております。(^^)
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引き続き165・169系の付属編成の動力化のお話です。前回は、モハ164のDT32台車に、キハ58のDT22台車からギヤをコンバートするところまで書きました。ユニバーサルジョイント代わりの六角形をしたジョイントを、どう使うのかが課題だったわけですが、意外と簡単に解決してしまいました。キハ58から取り外したモーターについているフライホイールを思いっきり引っ張ったらはずれたのです。これさえあれば六角ジョイントが使えます。
ただし、モーター軸の直径はφ1.5mmくらいの細いもの。換装するカンモーターのφ2mm軸を入れるには、フライホイールの軸穴を拡大する必要があります。さりとて手元にあるドリル刃はφ1.8か2.0。淡い期待で、試しにφ2mmドリルで開けた真鍮板の穴に、モーター軸を挿してみたところ、けっこうきつくはまる感じだったので、軸がぶれないように注意しながらフライホイールの穴を拡大しました。
予想は的中。やや叩き込むイメージで、うまくはまりました。本当は軸を短くカットした方が振動が発生しにくいのですが、とても硬い材質なので、そのまま使ってしまいました。しかし、これがのちのち問題を発生させることに。。。
T車とM車ではボルスターの構造が違うので、キハ58(下)の必要部分を切り取ってモハ164(上)に移植します。
M車はセンターピンの位置にウォームギヤが位置しているため、球状の突起で左右から台車の回転軸を押さえ込むような構造になっています。Nゲージの延長ですね。この突起が左右バラけてしまうと調整が面倒なので、一端をつないだコの字型に切り抜き、同じ大きさにくり抜いた相手方の床板に移植しました。
床下面がツライチになるように、補強を兼ねてt1.0mmABS板を継ぎ目に重ね貼りします。
床上側は可動部分があるので部分的に補強します。床板の中央部は、ドライブシャフトの左右動を妨げない幅に、フライホイールの手前までカットしました。
モーターホルダーはt0.8mm真鍮板から自作。形は歪んでますが、L字の垂直とネジ穴の位置出しは完璧です。(笑)
組み付けるとこうなります。ドライブシャフトとモーター軸をカットせずにそのまま使ったため、モーターが反対側の台車近くまで行ってしまいました。。
モーターが車体幅いっぱいに収まっているので、集電板は左右とも前後に分割し、中間をビニールコードでつなぎました。
ウェイト兼集電板押さえの鉄板も必要な部分だけ残して4つにカット。元々は床板のツメに引っ掛けるだけで固定されていないものですが、分割して“押さえ”を失ってしまったので、それぞれ1箇所ずつφ2mmネジで床板に固定してあります。
フライホイールに当たる部分は床板を四角くカット。椅子はカットしなくて済みました。
モーターはさすがに「穴」で逃げることがぜきず、床板と椅子を前後2枚に分割しました。追い出された椅子は2組8名分です。いろいろ細工した割には、その他の部分で支障するところはなく、元の位置にパチン!パチン!と気持ちよく収まりました。
車体も問題なく元通りに組めました。窓ガラスパーツが床板留めを兼ねているので、この状態まで復元して初めて強度が出ます。改造箇所がわかるように、まだ、モーターなどは塗装していませんが、場所を取っている割には目立たないようです。車内側はグレーやクリームではなく、椅子と同じ青に塗ってしまった方が目立たないかも知れませんね。
反対側です。モハ164-818(長モト)にしました。この位置から見るとモーターはまったく目立ちません。もっとも、模型は上から見るものなので何の自慢にもなりませんが。(^^;
ところで、最初に書いた「問題」ですが、フライホイールのブレが原因で走行中に大きな振動が出てしまいました。ボール盤などないため、目見当で軸穴を拡大したのですが、手作業の悲しさ、ドリルが斜めになっていたようです。低速ではあまり気になりませんが、中・高速では車体も共鳴して大きな音と振動が出ます。
もともとカンモーターはローター径が大きく惰性回転しやすいため、フライホイールは撤去して、ユニバーサルジョイントかシリコンチューブ直結でやり直そうかと思っています。
あと、最後にひとこと。パワトラ使えばはるかに簡単じゃん!
はい、確かにそうなんですが、今回は手持ちパーツを使っていかに動力化するか、をテーマに七転八倒しております。(^^)
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