おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
昨晩(3月17日)は、カミさんとともに池袋で行われた渡部昇一氏(上智大学名誉教授)の公開講演会に行ってきました。

タイトル:「かくて皇統に憂いなし」
場所:豊島区立豊島公会堂(みらい座いけぶくろ)
内容は、ごく簡単に3つのポイントで書くと次のとおりです。
1.皇室は、いわば日本人の総本家
2.日本の天皇は、一貫して「男系」。女性天皇も歴史上存在するが、男系の女性天皇。男系は、たとえてみればタネ、女系は畑。タネである男系によって皇統が保たれている。
3.日本の皇室と神社が揺るがない限り、日本は世界7大文明(ハンチントンによる)の1つとして国家単位で存在し続けられる。
内容もさて置き、私は、今年80歳になろうとする渡部氏の頭脳の冴え(知的な側面)に感嘆しました。
講演は、原稿を持たずに直立姿勢で1時間半。
その後の質疑応答にも明快に答えていました。
私が初めて渡部氏の本を読んだのは、下の『知的生活の方法』(講談社現代新書)。初版が出た1976年のことでした。
以来、渡部氏の本は、10数冊は読んでいるでしょうか。
私は、渡部氏を「現代日本の代表的知性」だと思っています。
『知的生活の方法』からもう一度彼の本を読み直してみたい。