付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「連携~仮面ライダークウガ」 監督:金田治

2008-04-02 | 超能力・超人・サイボーグ
 行きつけのCDショップが閉店したときの叩き売りで『仮面ライダークウガ』のDVDを1枚だけ。本当は全部そろえたかったけれど、いろいろ物いりで余裕がなかったので仮面ライダーは8巻を。まあ、周囲の評価も「いちばん盛り上がる回のあたりだよね」ということなので、全話のうちどれかとなったら、このチョイスで正解でしょう。

 偶然に超戦士クウガの力を手に入れてしまった五代雄介は、人間をゲームのように殺して回る謎の怪人たちと、わけのわからないままに戦い続けることになる。一方、最初に事件が発生した長野県の刑事、一条薫は一連の未確認生命体による殺人事件が広域指定され、合同捜査本部が設置されたのを受けて東京へと出向。そこで五代と知り合い、彼がクウガであることを知る。
 やがて五代と一条の戦いに仲間が集まってくる。関東医大病院に勤める椿医師、古代文字の研究者である沢渡桜子、一条の同僚である杉田刑事……。
 しかし公式にはクウガは他の怪人と同じ「未確認生命体第4号」でしかなく、怪人の死の際の爆発被害が広がるに従い、警視庁上層部はクウガ切り捨てを計る……。

 それまでなし崩しに草の根レベルでクウガと警察や関連組織との連携が進んでいたのがいったんここで白紙に戻り、あらためて「どうすべきなのか?」という問いかけがなされることになります。対峙する敵グロンギ怪人がこれまた赤いマフラーをしてバイクに乗ったバッタ男で、ターニングポイントにふさわしい強敵でした。
 大人の鑑賞にも堪えられる出来で、しかも子供が夢中になってみていた作品でした。このあとのシリーズ、しばらくはイケメン俳優がわさわさ出てくる一方、話はなにか陰湿で複雑で、しかもよく考えたら論理的に破綻しているようなものが増えてきて、いつしか我が家の子供もほとんど観ないようになっていました。
 再び熱心に日曜朝の仮面ライダーを観るようになるには、『響鬼』『電王』を待たねばなりません。

【仮面ライダー】【遺跡】【古代文明】
コメント (2)
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