付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「ナギが使い魔!? やっとけ☆世界征服~ハヤテのごとく!(2)」 築地俊彦

2008-04-14 | 学園小説(不思議や超科学あり)
「経験がなかったら、資料の調査なり想像力でカバーするのがクリエイターというものだろう」
 落ち武者大将軍、怒りの正論。

 底意地の悪いヒロインを描写させたら天下一の築地俊彦が書く、『ハヤテのごとく!』ノベライズの第2弾。名匠正宗の手になる「丸ペン正宗」の力が発現し、ナギが描きためていた大河マンガの世界に入り込んでしまった、お馴染みの面々が遭遇する事件とは。そして事件を操る黒幕の思惑とは……という異世界冒険編。
 あいかわらずオタネタ満載で突っ走ります。挿絵イラストには不満が残りますが、コミックのノベライズとしては文句ありません。変なところにばかり凝って、大事なところはすっ飛ばし、蹴りを入れたらそのまま倒壊しそうなセットが立ち並ぶチープで電波系な未完のファンタジー作品を攻略するのは、なかなか大変なことだと思います。
 でも、この表紙って、なんとなくジャンプコミックっぽいよね。

【ナギが使い魔!? やっとけ☆世界征服】【ハヤテのごとく!】【築地俊彦】【ガンダム】【アイドルマスター】【クトゥルフ】【FF】【ブラックラグーン】
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『フロリダ旅行(4) エプコットセンター』 1992.07/04-07/05

2008-04-14 | イベント・コンベンション
 エプコットセンターとは実験未来都市のこと(今は単に「エプコット」と呼ぶらしいけれど)。
 ここはふたつのゾーンで構成されています。
 1つは、最新テクノロジーを体験できる展示やアトラクションの「フューチャー・ワールド」。恐竜世界を通り抜け、人体の内部を体験し、未来世界の様子をかいま見、発明発見の歴史を俯瞰して、実際に運営されている未来農場で生産されている野菜などを利用したフードコートで食事ができるというエリアです。
 そしてもう1つは、湖の畔に世界各国のパビリオンが立ち並ぶ「ワールド・ショーケース」。カナダの大自然を360度スクリーンで体感し、ヨーロッパの街並でジャグリングを披露する大道芸人たちと一緒に騒ぎ、トロルが暴れる北欧の海に漕ぎ出したかと思うと、闇の中の篝火に浮かび上がる中南米の古代遺跡を探検するというエリア。
 なんというか、常設の万国博覧会ですね。大阪万博とか、愛・地球博とかを想像してもらえれば正解。でも、さすがに湖に大鳥居、その正面には色とりどりの幟が立ち並ぶお城の天守閣というのは、日本人としてなんか莫迦にされているような気持ちになりますが……そこはお互い様かな(写真参照)。
 訪れたのが独立記念日の週だけあって、独立当時のコスチュームに身を包んだ人たちが国歌を斉唱してたり、どこもかしこも「ビバ!アメリカ」ムード。別に悪くはない。悪くはないというか……歴代大統領の演説を聴きながら会場外に出てきたとき、思わず「ああ、アメリカ人で良かったな」と感慨にふけっている自分に気づいて愕然。
 恐るべし、ディズニー・マジック。あの雰囲気作りの演出テクニックは見習う必要があるよね。
 このエプコットこそが、ディズニー・ワールドを単なる大きなテーマパークではなく、1つの自治体にすることを可能とした施設。単なる遊園地ではないという企画書が、州議会を説得して自治権を与えさせたんだとか。ふうん。
 後日、東京ディズニーランドで、日本の歴史を描いた、似たような施設を覗いてきたけれど、あの「ビバ!アメリカ」な熱気がなかったのが残念。史実と神話の間で中途半端な作り。神話なら神話でスペクタクルに作ればいいのにね。

 5日にはユニヴァーサル・スタジオへ。
 キングコングとかゴーストバスターズとか大地震とか、いろいろ見て回って深夜まで大はしゃぎ。でも、そろそろエネルギーが尽きかけている予感……。

【イマジネーション】【自治体】【いらっしゃい】【水耕農園】
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