人気作家7人の読み切り作品を収録した文庫で、テーマも特に決めてないそうなのでアンソロジーでもなく、昔なら雑誌『小説新潮』で用が足りたような気がします(奥付を確認したら、まさしく『小説新潮』として刊行されたものの文庫化ということでした)。広告や特集記事や連載小説のない小説誌という位置づけでしょうか。普段馴染みのない作家に触れるには良い機会です。最近は雑誌も読まないですからね。
テーマもないはずなのですが、たまたま読んだ作品が2本とも「ろくでもない父親に家族が苦しめられる」話だったので、これが裏テーマなのか!?と咄嗟に思ってしまいました。
「首折り男の周辺」伊坂幸太郎
「プロトンの中の孤独」近藤史恵
「ストーリー・セラー」有川浩
「玉野五十鈴の誉れ」米澤穂信
「333のテッペン」佐藤友哉
「光の箱」道尾秀介
「ここじゃない場所」本多孝好
どれも面白かったけれど、はっきり結末や真相が語られないで匂わせるだけのもの、後味が悪いものなどが多かったので、まとめて読むとちょっと辛かったです。そういう意味で、真っ当なスポーツ小説だった「プロトンの中の孤独」と見事に引っかかった「光の箱」が印象的でした。
【Story Seller】【ストーリーセラー】【ロードレース】【広告デザイン】【いじめ】【連続殺人】【旧家】【クリスマス】【超能力】
テーマもないはずなのですが、たまたま読んだ作品が2本とも「ろくでもない父親に家族が苦しめられる」話だったので、これが裏テーマなのか!?と咄嗟に思ってしまいました。
「首折り男の周辺」伊坂幸太郎
「プロトンの中の孤独」近藤史恵
「ストーリー・セラー」有川浩
「玉野五十鈴の誉れ」米澤穂信
「333のテッペン」佐藤友哉
「光の箱」道尾秀介
「ここじゃない場所」本多孝好
どれも面白かったけれど、はっきり結末や真相が語られないで匂わせるだけのもの、後味が悪いものなどが多かったので、まとめて読むとちょっと辛かったです。そういう意味で、真っ当なスポーツ小説だった「プロトンの中の孤独」と見事に引っかかった「光の箱」が印象的でした。
【Story Seller】【ストーリーセラー】【ロードレース】【広告デザイン】【いじめ】【連続殺人】【旧家】【クリスマス】【超能力】