付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「にっぽん全国 百年食堂」 椎名誠

2013-08-01 | 食・料理
「人があまりいないところです。だから材料はみんな本物のいいものを使って採算なんて考えないでとにかく客に来てもらう。そういう考えなのです」
 かつては学生でにぎわっていた、福島県・大室屋のポリシー。

 その土地に根づいてきた古い食堂というのは、いったいどういう存在なのだろうかと、4年かけて北は北海道から南は沖縄まで、100年を超えている店からもうすぐ100年という店まで食堂を訪ねた連載記事をまとめたもの。
 単に美味しいだけでは長続きしない。周りがにぎやかだと都会のチェーン店が進出して駆逐されてしまうだろうし、人や土地、さまざまな要素や運が絡んで初めて百年食堂になるのです。
 そんなことを日本全国飛び回り、あーだこーだと言いながらみんなでひたすら鬼のように食べてまわった紀行文。1回あたりの枚数がさほど多くないので、あれこれ横道に話がそれることが少なくて、それはそれで少し物足りない気分だけれど、それでもいちばん料理のことが詳しく書かれていたのが、椎名誠がアイスで腹を壊してトイレで吐いてばかりで自分は何も食べなかったどころか、料理もまともに見ていない回だったんじゃないでしょうか? とにかくみんな食べ過ぎですよ……。

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コメント
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