付け焼き刃の覚え書き

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「皇国の守護者3」 佐藤大輔

2014-01-06 | 架空戦記・仮想戦史
「すべてのものに意味などない。意味がないからこそ価値がある」
 新城直衛はそんな境地に到達していた。

 帝国軍の龍洲上陸作戦が発動した。そして、膨大な敵上陸部隊を迎え撃つ皇国軍の一角には、新たに編成された近衛鉄虎兵大隊を指揮する新城少佐の姿があった……。

 龍が天に舞っていたりするけれど、基本的には明治期の地球とよく似た別世界を舞台にした戦記小説で、主人公は戦争の達人ながら小心者で歪んだ性格・性癖を自認している若手将校。その新城直衛を中心にした物語も、いよいよ帝国軍の本土上陸を迎え撃つことになります。期間はほとんどなかったものの、周囲の支持もあって近衛鉄虎兵大隊はほぼ期待通りの仕上がりとなりますが、たった1部隊の勇戦だけで勝てるほど戦争は甘いものではないのです。
 佐藤大輔の作品でこれだけは未読なので、「この続きはどうなるのか?」とわくわくしながら、「きちんと完結するのか?」とどきどきしながら読み進めたいと思います。
 今回の書き下ろしは、第501大隊の撤退戦を描いた短編「職業倫理」。本編のサイドストーリーというか、そのまま続きくらいのつもりで読んでしまいました。これまた歪んだ性格の天才の物語です。

【皇国の守護者3】【灰になっても】【佐藤大輔】【中公文庫】【大河戦記】【浸透戦術】【観戦武官】【狙撃兵】【犯罪者】【上陸作戦】
コメント
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