
ほどほどがよろしいと、謎の“山田”侍従。
深海より浮上した奇怪な幽霊船は、海底に眠る邪神が生み出した有機体戦艦であった。
戦時中ではあったが、邪神の存在は各国政府が既に知るところであり、日独英米の各国は地球の命運を賭けて連合艦隊を派遣するのだが……。
表紙が誰の手によるイラストか不明。
いわゆる「架空」戦記ではあるけれど、ネット通販大手の書評ではいずれも高評価。読んでみれば、まえがきとあとがきで言い訳してますけれど、読者としては志茂田景樹先生の『激烈!帝国大戦』以来の、誰トク?な感動作。
クトゥルフ神話としては不気味でもなければ怖くもなく、海戦小説としては単調だし、架空戦記としてはifの痛快感も意外な対決の妙もないし、リアリティを積み上げてファンタジーを生み出すロジックの壮快感もなく、冒険小説としては核となるキャラだちした登場人物が不在。あえていうなら設定の指標である出口王仁三郎くらいかな。投げっぱなしだけれど。
菊地秀行は好きで追いかけているけれど、これはついていけない方の作品でした。
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